【タイ】ピパット・ラチャキットプラカーン副首相兼運輸相は9月8日、スワンナプーム空港とバンコク都心部を結ぶエアポートレイルリンク(ARL)について、「現行の運行契約が終了した後の10月1日以降も運行は継続される」と明言した。新たな運行主体への移行期間中に追加費用や損失が生じても、運行を止めることなく乗客への影響を回避する。
運輸省は国鉄(SRT)に対し、現在運営を担っているCPグループ主導の民間事業者アジア・エラ・ワン社と交渉し、2〜4カ月間の暫定的な運行延長を求めるよう指示した。延長期間内に引き継ぎ準備を進める。ただ、アジア・エラ・ワンは以前より契約延長の受け入れを拒否しており、これまでの協議でも成果は伝えられていない。
国鉄は運行の引き継ぎ後、月額3000万バーツ(1億5000万円相当)の赤字を抱える見通し。駅構内の空きスペースを商業利用に転換し、民間事業者に貸し出すことで収入を補う計画を示している。国鉄(SRT)の子会社SRTET(SRTエレクトリファイド・トレイン)は8月20日、「9月1日までに雇用条件、運行条件、報酬体系が明確化されれば、契約終了直後から運行を引き継ぐことが可能」と発言していたが、見通しが甘かったもよう。
ほか、ARLが車両不足に直面していることも伝えられる。車輪の摩耗が確認され、通常9編成が必要なところ、現在は4編成のみの運行にとどまっているという。点検を終えた車両の一部は即日運行に復帰でき、数日以内にさらに数編成を戻す予定で、まずは5〜6編成の運行確保を目標としている。
(newsclip.be 2026年9月9日)
【タイ】国際空港評議会(ACI)アジア太平洋・中東地域が公表した「2026年版航空ネットワーク指数」で、スワンナプーム空港が2025年のアジア太平洋・中東地域における「接続性の高い空港」10空港のうち8位となった。旅客の視点を重視し、路線網の規模、運航頻度、目的地の経済的重要性、乗り継ぎの効率などを総合的に分析したもの。
指数では、航空会社のネットワークがどれだけ広く、どの程度の頻度で運航されているか、乗り継ぎがどれほど効率的に行えるかが主要な指標とされる。航空機の種類、国内外の移動パターン、旅程に必要な乗り継ぎ回数、航空連合への加盟状況なども評価対象に含まれる。スワンナプーム空港は、広域の路線網と乗り継ぎの利便性が一定の水準にあると判断され、地域内で8位に位置づけられた。
ACIによると、アジア太平洋・中東地域の航空ネットワークは2025年に前年より平均11%増加した。中東が21%増、アジア太平洋が10%増で、路線拡大と旅客需要の回復が続いている。こうした動きにより、都市間・国際間の結節点としての空港の役割が強まり、スワンナプーム空港も地域の主要ハブの一つとして位置づけられている。
■ランキング上位10空港(2025年)
1)ドバイ国際空港(DXB)
2)上海浦東国際空港(PVG)
3)仁川国際空港(ICN)
4)広州白雲国際空港(CAN)
5)ハマド国際空港(DOH)
6)シンガポール・チャンギ空港(SIN)
7)北京首都国際空港(PEK)
8)バンコク・スワンナプーム空港(BKK)
9)東京・羽田空港(HND)
10)香港国際空港(HKG)
2026 ACI Asia-Pacific & Middle East Air Connectivity Index
(newsclip.be 2026年9月8日)
【タイ】ピパット・ラチャキットプラカーン副首相兼運輸相は9月4日、バンコク東側ラートクラバン区の内陸コンテナ基地(ICD)およびロムクラオ貨物ターミナルを視察した。長年放置されてきた出入口の渋滞、交通動線の混乱、施設の老朽化、貨物積み替えの非効率など「一体的に解消すべき課題」と指摘し、改善を指示した。
ICDは、スワンナプーム空港北部6〜7キロに位置する、鉄道と道路を組み合わせて東部チョンブリー県のレームチャバン深海港に貨物を送る国内最大級の物流拠点。ICDに近接するロムクラオ貨物ターミナルは、大型トラックの待機・積み替え拠点で、敷地225ライ(1ライ=1600平方メートル)に倉庫や事務所を備えるが、利用率は7割前後にとどまる。ピパット副首相はそれぞれの現場で、道路整備、安全管理、入退場システムの改善、収益管理の見直しを指示し、民間ターミナルと競争できる水準への引き上げを求めた。
ICD周辺ではチョンブリー方面に向かう車両がUターンを強いられて渋滞を招いており、現在国道7号線(M7高速道路、モーターウェー)への直結ランプの建設が進んでいる。完成後は車両通過の処理能力が930台/時から1194台/時に向上すると見込まれる。
鉄道輸送は増加傾向にあり、ICD〜レームチャバン港間は2024年度の38万6763TEUから2028年度は49万805TEUに拡大。ICD開業以来の累計は3396万2824TEUに達し、鉄道は1061万2940TEUを処理した。ピパット副首相は、設備・運行・港湾連携の強化を求め、長年停滞してきたICDの官民連携事業(PPP)方式による再整備を早期に決着させるよう要請した。
(newsclip.be 2026年9月7日)
【タイ】運輸省傘下で長距離バスを運営する国営トランスポート社(ボーコーソー、BKS)は、9月9日にバンコクと南部パンガー県のビーチリゾート、カオラック内のタップラム桟橋を結ぶ直行バスの運行を開始する。総距離797キロで、24席の1等エアコン付きVIP車両を使用する。
バスは南部チュムポーン県からラノーン県に入り、パンガー県タクアパー郡を経由する。運賃は片道1075バーツで、バンコク発・タップラム発ともに1日1便を運行する。下りはバンコク・北バスターミナル(モーチット2)を午後6時35分発、上りはタップラム桟橋を午後5時発。
(newsclip.be 2026年9月6日)
タイ内務省地方行政局が2012年から2026年までの出生登録を遡って調べたところ、父親がタイ人、母親が外国人として登録されたケースを中心に、追加確認が必要とされる案件が1万件を超えていることが明らかになりました。2026年9月3日に下院公衆衛生委員会で関係機関から報告されたもので、タイメディアが報じました。
今回明らかになった1万件超は、不正な出生登録が確定した件数ではありません。地方行政局が2012年から2026年までのデータを遡って調査し、「父親がタイ人、母親が外国人」などの条件から、さらに事実関係を確認する必要があるとして抽出した案件です。
問題となっているのは、実際の父親ではないタイ人男性を父親として出生登録する、いわゆる「พ่อทิพย์(ポー・ティップ)」などの手口です。虚偽の出生登録を通じて、外国人の子どもがタイ国籍を不正に取得することにつながる可能性があるとして、関係当局が調査を進めています。
バンコク都が2017年から2026年までの出生登録を調べたところ、29区で879件が確認対象となりました。このうち27件については虚偽の登録だったとして出生証明書が抹消され、810件については引き続き調査が行われています。
調査では、保護者への聞き取りやDNA検査なども行われており、一部では虚偽登録を認めたケースもあるとされています。
また、区役所職員が関係した可能性についても調査が進められています。3~4区の職員が対象となっており、トンブリー区では関係が疑われる職員について職務から外したうえで調査が行われています。
私立病院にも調査が広がっています。疑わしい出生登録との関連から私立病院10カ所が調査対象となっており、このうちトンブリー区の私立病院1カ所では約160件の疑わしいケースが確認されているとされています。
下院公衆衛生委員会は、出生情報を電子システムで共有し、行政機関が確認しやすくする仕組みの整備を求めています。また、親子関係に疑義があるなどリスクの高いケースについては、DNA検査を行うための明確な基準を設けることも提案しました。
委員会側は、虚偽の出生登録によってタイ国籍を取得した子どもが成長すれば、将来的に土地などの資産を保有できるようになる可能性もあるとして、保健当局や警察に対し調査を加速するよう求めています。
今後、1万件を超える確認対象について個別の調査が進められ、実際に虚偽や不正があったケースの特定が進む見通しです。
※出典
ฐานเศรษฐกิจ「กมธ.จี้“สธ.-ตำรวจ”เร่งสอบพ่อแม่ทิพย์ พบเคสต้องสงสัยกว่า 1 หมื่นราย」
Post Today「กมธ.สาธารณสุขจี้ตรวจปม “พ่อแม่ทิพย์” ชงบังคับตรวจดีเอ็นเอ」
Post Today「“สกลธี” จี้ “รมว.สธ.” ทำงานเชิงรุก! ปมพ่อแม่ทิพย์ เสนอตรวจ DNA」
กรุงเทพธุรกิจ「“สกลธี” จี้ ‘สธ.-ตร.’ ทำงานเชิงรุก ลุยล้างขบวนการ ‘พ่อทิพย์’」
(タイランドニュース 2026年9月5日)




