Ψ(さい)のつづり -72ページ目
サイレントからトーキーへ
モノクロからカラーへ
過去に
しがみつこうとしても
どうしたって
できないと
悟ったとき
覚悟を決めて
新たな世界に
飛び込む
飛び込んでみたら
笑ってしまうくらい
何を恐れていたんだろう
変化を逆手にとれば
いくらでも
創造の幅が広がるのに
ちょっとくらい
声が変でも
立派な個性
ちょっとくらい
歌が下手でも
エネルギッシュなら
みんなが
聴きたがる
詩の持つパワーは
永遠に不滅
どんな時代だって
新しいものは
生まれるのだから
自分の力と
流れを信頼して
新たな価値を創造

あとから振り返って
ああ
あのとき
時代が動いたんだなって
気づくけれど
あの時代は
息が詰まって
仕方がなかったし
よくあんな風に生きていたよね
とか
本当は嫌だったんだよね
とか
あとからなら
いくらでもいえるけれど
いつもいつも
いまがまさに
かわるときだし
かえどきだし
歴史の転換点の
まっただなか
お能の動きのように
一見動いていないのに
いつの間にか
回転してるみたいに
運命の
輪が
大きく
回転する
振り落とされないように
しがみつくのか
玉乗りのように
乗りこなすのか
みんな初
正解は
ない

日本は山がちで
急流が多いから
勢いよく
よい音を響かせて
おしげもなく
きれいな水が
流れていく
そのかたわらに立つ
わたしの体液も澄んでいき
流れに調和する
風がここち良い
日本では
水道をひねれば
水が出て
毎日お風呂に
ゆったりつかれる
稀有で
ありがたい
こんなにも
幸せな
国では
水瓶の水は
豊かに
溢れんばかり
水瓶の水を
絶やさぬように
するのは
水からうまれた
わたしたちの
つとめ
愛を
ありがとう
ありがとう
ありがとう

鳥居の
向こう側には
神様がいらっしゃる
おじゃまします
鳥居をくぐって
向こう側へいくと
涼やかな
風が吹いている
木の
一本一本が
太い幹から
大きく枝を伸ばし
青々とした葉をしげらせ
木陰を
つくってくださる
そこにじっと
たたずみ
エネルギーを
分けていただく
鳥居から外に出ると
ああ
ちょっと蒸しっとした普通の空気が
包み込む
鳥居は
小さいものも含めると
いたるところにあって
日本ならではの
景色なんだと思う
この
境界があることで
いつでも
姿勢を美しく
心を
穏やかに
リセットしようと
思える
ざわざわした心じゃ
越えたくない
越えられない境界線
これこそが
わたしたちの
根っこを支えてくれる
清らかさ

あんなに欠かさず
毎日飲んでいたのに
ふと
飲まずにいたら
一日
二日
ずっと
飲まなくなった
珈琲
無理やりに
二度と
飲まない
って
することもないけれど
いらないうちは
飲まないでいよう
珈琲を飲むと
甘いものがほしくなるから
珈琲を飲まなくても
ちょっと
甘いものは
ほしくなるけれど
常備していないから
なきゃないで何とかなる
小さく
大きく
大きく
小さく
からだの声をきいて
変えていこう
いつもいつも
同じことの
繰り返しじゃ
つまらないから
新しい風を
吹き込んで
おひさまのように
毎日
生まれ直そう


