風の中に
いる
だれか
あしながおじさんの
アシナガ蜂
暑さに
めっぽう強い
彼らは
毎日
せっせと
休みなく
働く
女王蜂のため
新女王は
たったひとり
冬を越し
来年の景色を見る
いまはまだ
今年のことだけ
目の前の
にぎやかな
繁栄を
楽しむだけ
今年限定の巣で
風の中に
いる
だれか
あしながおじさんの
アシナガ蜂
暑さに
めっぽう強い
彼らは
毎日
せっせと
休みなく
働く
女王蜂のため
新女王は
たったひとり
冬を越し
来年の景色を見る
いまはまだ
今年のことだけ
目の前の
にぎやかな
繁栄を
楽しむだけ
今年限定の巣で
あおい
夏に
ふと
秋の
氣配
暑い夏を
無理やりに
涼しくしようとしたら
その氣持ちが投影されて
夏の反発力が
拡大する
だって
冬にはまた
さむいさむい
言うんでしょって
ばれているから
そんなことを
しなくても
秋は
やってきて
季節は
巡る
その時々の
実りを
たずさえて
はじまりの春
暑い夏
センチメンタルな秋
寒い冬
全部揃って
ようやく
整う
巡る季節に
ただただ
感謝して
愛でていると
その思いが
投影されて
豊かに実る
規格製品みたいに
いつも
同じ食べ物が
揃うわけじゃない
いのちは
個性的に輝く
ものだから
エネルギーが
満ち溢れる
八月は
蜂のエネルギーも
無限大
頭のそばで
八の字描いて
ぶんぶんぶぶん
ついてくる
全力疾走したって
もちろん
逃げられない
車に乗っても
ついてくる
自足で
時速100キロくらい
出るんだろう
自足ではなく
自羽かな
はちみつから
その
無限の
エネルギーを
いただきます
はじめの
一歩は
勇氣がいる
脳みそが
お天氣に
みえるかもしれないけれど
とんでも
はっぷん
歩いて10分
五十歩百歩
とにかく
勇氣がいるの
いまは
なんだって
スマホで調べられるけど
正解は教えてくれない
わたしが
本当に
ほしいものも
載ってない
でも
動きたい
動き出したい
それならば
燃えている
獅子座の
バーニング太陽を
燃料にしましょ
チキンな部分も
燃やしてしまえ
びびりなひび割れには
クリームぬって
巨人のつもりに
なってみたら
足の大きさも
琵琶湖くらいになった氣がする
さあ
いざ
めちゃくちゃ
大きな一歩を
踏み出そう
毎日
新しい
朝がきて
毎日
新しい
夜に
還る
夜に
たなびく
雲は
一秒ごとに
表情を変え
毎日
新しい
位置につく
星々の座を
磨いていく
朝日が
光の柱となって
徐々に
星々を
隠す頃
新たに
誕生した
月も
密やかに
出ていく
準備をする
獅子の門が
開き
輝かしい
玉座を
用意する
地球は
ますます
美しい
美しい
宇宙からの
祝福を
受けて