葉っぱの陰に

 

隠れて

 

暮らしていた

 

ひとりぼっちの

 

めだかは

 

そろそろ

 

仲間に

 

会いたいと

 

葉っぱに

 

乗って

 

ぴちぴちぴち

 

跳ねて外を眺めていたら

 

カエルが

 

ぴょんぴょん

 

跳んできて

 

背中に乗せてもらった

 

途中で

 

息が苦しくなって

 

近くの水に飛び込んだ

 

ほっと一息ついていたら

 

自分そっくりのメダカが

 

やってきて

 

きみは

 

ぼくに

 

似ているね

 

と話しかけてきた

 

本当にそっくりで

 

おもわず

 

ぼくはひとりぼっちだから

 

きみの

 

仲間に入れてほしい

 

とお願いしたら

 

じゃあ

 

一緒に行こうと

 

言ってくれた

 

その瞬間

 

新しい世界が

 

ぼくの前に拓けた

 

一緒に泳いでいった先は

 

同じ池の反対側だったけれど

 

めでたや

 

めだか

 

 

 

 

 

 

 

 

どこにでも

 

連れて行ってくれて

 

どこにでも

 

迎えにきてくれて

 

渋滞の抜け道も

 

すいすいすい

 

お手のもの

 

まるで人力車のように

 

小回りがきく

 

これからは

 

空を飛んだっていい

 

目的地へ

 

ひとっとび

 

そういう

 

お抱え運転手がほしい

 

自動運転の技が

 

ほぼ出来上がっている

 

いまでは

 

車そのものが

 

呼んだら

 

きてくれるのでもいい

 

腕時計に話すと

 

きてくれるし

 

話し相手にもなる

 

昔あった

 

ドラマみたいに

 

 

 

 

2026年の

 

半分がおわり

 

折返し地点

 

つみとがけがれを

 

祓い清めるための

 

大祓式に参加する

 

わたしは

 

この半年

 

きちんと

 

やるべきことを

 

やってきたのだろうか

 

やらなくても

 

いいことに

 

時間をとられなかっただろうか

 

いま

 

ここに

 

いられることを

 

きちんと

 

感謝してきただろうか

 

からだに

 

湿疹ができ

 

よくならないことの

 

意味を

 

受け止めてきただろうか

 

自問自答も

 

祝詞の奏上も

 

この身をとおって

 

空に昇っていく

 

身もこころも

 

清らかに

 

次に迎える

 

半年に

 

打って出る

 

 

 

 

 

 

 

朝早くに

 

ゴミをだし

 

家を出て

 

電車に乗る

 

電車は

 

どこかで

 

緊急停止するのが

 

最近のお約束

 

だからといって

 

多少の遅れで済むのも

 

お約束

 

なんといっても

 

やっと

 

ゴッホに会える日

 

チケットが

 

あっても

 

なくても

 

とりあえず

 

ぎゅうぎゅう

 

人だらけで

 

遠巻きに

 

絵を拝見する

 

目玉の

 

カフェテラスは

 

行列に並べば

 

いつか

 

最前列で

 

写真が撮れる

 

まさに

 

サイン会の

 

アイドル並み

 

近くにいる

 

ご本人は

 

どことなく

 

困り顔で

 

その様子を

 

見守る

 

じゃがいもを

 

植えたり

 

掘ったり

 

食べたりする

 

木靴の人々も

 

さぞ

 

驚きの

 

熱狂ぶり

 

あなたの絵は

 

苦悩も

 

苦労も

 

昇華されて

 

力をくれる

 

わたしは

 

とても

 

しあわせな

 

氣持ちに

 

なった

 

時代を超えて

 

あなたの目を通して

 

描かれた

 

お花や

 

景色や

 

人々は

 

ずっと

 

ずっと

 

生きつづけて

 

いくのだから

 

あなたは

 

神のごとく

 

永遠の

 

いのちを

 

それらに

 

与えたもうた

 

 

 

 

 

お山のてっぺんには

 

ちょっと

 

元氣のない木があって

 

葉っぱが少なくて

 

パトロールには

 

もってこい

 

入れ替わり

 

立ち替わり

 

からすが

 

やってきて

 

羽を休めつつ

 

下界をチェック

 

ちょっと

 

弱っている

 

木だから

 

ふらふら

 

ぐらぐらするけれど

 

眺めは最高

 

お山の大将