香り再び、再生への指南役。 | マイ・ビューティーライフ! Let’s 素適に暮らしすと!

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私からのテーマは、50歳過ぎたら人生と暮らしを見直してほしい。自分らしくいられる残りの時間は意外に少ないかも。だから、提案したい。今日からあなたは日々を過ごしながら、瞬間的な人生の気づきを大切にできる、「素・適に暮らしすと」であるように!

2023-11-06

 こんなに暑いのに、もう11月も1週間たつなんて・・。暑すぎて、衣替えをする気持ちになれませんが、今週末は10度以上気温が下がるとか。この異常気象は、どこからやってくるのか?みんな、「偶然」とか「今年だけ特別」とか思わないように、それぞれが納得する理由を見つけてほしいですね。

 今年は、8月に据え付けのエアコンが壊れて2週間ノンクーラーで死にそうになった日々を経て、「アセクサイ」自分を見つめ、香水をつけたいなと思った時、私香水を今持ってない!ということに気づきました。昔は、たくさん持っていて、お気に入りが数種あったのですが、アロマを学び、自分でもセルフパフュームを作るようになり、今までのお気に入りとは遠ざかっていきました。

 さらに、アーユルやアロマを主で働くようになってから、精油を多種使うために「香り」からあえて遠ざかる生活をしていたのです。それは、精油の効果が凄まじいために、仕事で使う以上の量を使ってしまうと、体調に乱れが生じることを身をもって体験していたからです。実際、オイルマッサージで用いれば、クライアントだけでなく自分の体にも吸収するので、その精油の効果がダイレクトに入ってきて、自律神経系やホルモンバランス、アレルギー反応など、びっくりするほどの体感をしました。

 なので、精油は仕事以外は使わず、香水を使いたい時は市販のお気に入りを時々、という生活を25年くらいしていましたね。

 

 

 でも、最近「気分を変えたい」「自分の本来の感覚を再び」と感じた時、「香り」が欲しいと思ったのです。介護施設勤務の為、嗅ぎたくない匂いも多い中で、ある利用者さんが排泄感覚があるものの、実際トイレ誘導するとなかなか出ず、何度もトイレに行ってしまうという事態を見て、たまたまあった「ペパーミント」の香りとタッチングを合わせて利用者さんに施したところ、きちんと排泄する事態に遭遇し、その後何度も同じ状況を作りました。

 これは、私が長年アロマを研究していて、香りと状況と感覚の三位一体で構成する「記憶」の効果を確認していたからです。香りは必ずしもペパーミントでなくてもよいのですが、ユーカリやミントなどの「刺激系」のほうが、ダイレクトに交感神経にアタックし、記憶されやすいと思いました。

 で、自分は?というと、高血圧症でもあるので「リラックス系」「副交感系刺激系」「バランス系」の香りが欲しいかな、と思い立ち、古くなってしまった精油コレクションの中から、酸化ではなく熟成に変わる香りを嗅ぎまくり、セルフパフュームを久々に作ることを思い立ちました。作りたいのは、オード・パルファム。

 

 

 

 その中で圧倒的だったのは、1991年にアーユルヴェーダの学びの為に初めて訪れたインドで購入した、アルミボトル入りのサンダルウッド精油でした。なにせ、30年以上前のもの。固まっているかな?と思いながらボトルを振ると液体感覚。コルクの蓋を開くと、そこには熟成し琥珀色になったサンダルウッドの精油が、「甘く優しい香り」を放ちながら、崇高な状態になっているように感じました。

 それをメインに、イランイランやベルガモット、ライム、ラベンダー、フランキンセンスなどをブレンドしていくと、今の私の年齢にとっては精油の持つ「催淫作用」ではなく、「調整作用」として感じられ、さらにエタノールの他精製水の代わりにネロリウオーターで薄めていくと、とても優しい香りとなり自分の「着地点」として「ほのかな香り」を纏う感覚に久々になれたのです。

 ご存じのように、香りは嗅覚を介し脳の活性作用、ホルモンや自律神経系、記憶や情緒を司る海馬などを刺激するのですが、シニアにとっては、単にそれらを活性させるというだけでなく、もっと精神的な部分にも働きかけることを身をもって知りました。

 実は、ちょっと心臓が痛かったりして、いろいろ気になることがあったのですがそれらも落ち着き、30年近くアロマに携わってきましたが、新たな視点と感覚を持つことができました。

 香水を買おうかな?とショップによったこともあるのですが、それぞれの香りがきつすぎて香水をつける気にはならなかったところで、再び思い出した感覚でした。

 多分これも、天使の誘いなのでしょう。もう一度精油や香りと向き合い、さらにブラッシュ・アップさせていくためには、単に年月を重ねるだけでなく、その中での経験や新しい視点と相まって、テクニックも変化していくのです。それは、まさに生きざまからでてくる感覚なんだと感じています。

 

 11月18日に、JAAのズームレッスンがあるのですが、そこでは私がBTL時代編み出したテクニックをブラッシュ・アップさせて、今の状況に合うように考えたインドの秘儀「マルマ・テクニック」を、人生の置き土産で伝えたいと思っているのです。

 今のアフターコロナの状況の中で、さまざまなものや思いが変化していき、社会や経済の状況も大きく舵取りが切られている中で、「今健康のためにすぐできること」をコンセプトに、多くの人に知っていただけたらと、願っています。

 ⇒ インフォメーション

 11/18(土)13:00~開催:【次世代育成セミナー】マルマ(急所)を知って、あなたのセラピーに活かそう! JAA online shop (jaa-shop.jp)