季節の変わり目、心身ともに養生を。 | マイ・ビューティーライフ! Let’s 素適に暮らしすと!

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私からのテーマは、50歳過ぎたら人生と暮らしを見直してほしい。自分らしくいられる残りの時間は意外に少ないかも。だから、提案したい。今日からあなたは日々を過ごしながら、瞬間的な人生の気づきを大切にできる、「素・適に暮らしすと」であるように!

2023-10-23

  あと1週間で11月なんて、今年の過ぎゆく速さは異常・・それは、気象変動のせいで梅雨時は雨が少なく、台風もそれほどでもなく、秋なのに真夏並みに暑くて、季節の営みが全く感じられないせいだと思います。だって、昼はまだ半袖でもいいような日もあるし、セーターはまだ早いし、でも寝るときは冷える感じがするし、ものすごく調整が大変。

 これは、本当に日々細かい設定を施し、スカーフやインナー、レギンスの追加など、すぐ対応できる小さくたためるものをバッグに入れておくのがいいと思います。特に、40代以降は更年期も含めてものすごく体が冷えてくるからね。インナーには、薄手の長袖Tシャツ的なもの(うにくろさんのHTは暑すぎるので、そうではない薄手のコットン素材で、黒だと何かと便利)を忍ばせて、寒さを感じた時アウターの半袖および5分袖のようなもの(色は何色でもOK)の中に着込めば、風邪やインフルを引き寄せることはないでしょう。それと、もちろんマスクとうがいと手洗いは必須。

 

 ピッタ・ヴァータという火と風の組み合わせの体質の私は、日の当たりすぎや頑張りすぎなど夏に熱をため込み、うまく放出できないまま外気温が下がると、一気に体の熱が表面に出てきて風邪を媒介として「発熱」で発散という症状に子供のころから遭遇していました。その時体で一番弱い喉の器官がやられ、咳がでて止まらずそのまま患部が延焼して「気管支炎」となり、数か月咳がとまらないという10月から12月を20年くらい繰り返していましたが、それを止められたのはアーユルヴェーダを学んで実践できるようになった37歳くらいのことです。それまでの30年近く、この症状が毎年この季節に出現するため、喘息になる一歩手前でした。 

 

 私はもともと子供のころから探求心があり、植物や食べ物で「病気が治る」というたぐいのものに異常に興味があり、雑草から食べ物への関心は、「美味しい」だけではなく、「体にどんな作用があるのか」ということにとても興味を持っていたのです。

 中学生のころ、やはり10月に40度くらいの熱が出て学校を休んでいました。当時母と折り合いが悪かったため、フラフラになりながら自分で学校に電話し「数日休みます」と伝えました。不思議なもので熱はずっと出ているわけではなく、数時間立つとものすごい発汗して体が冷やされ楽になるので、その時に氷嚢を自分で作りしいてはおじやまで作って自分で食べていました。相当な意地っ張りだったと思いますが、その当時はそのような状況でも無視する母親に不信感を抱いていた記憶があります。

 でもそんな体の時に、「食べたいもの」「食べられるもの」「食べたら調子よくなるもの」を自分の体調を通じて学んでいました。結果としてよかったのは、おじややお粥のような「流動物」が喉を傷めず、リンゴのすりおろしは特別美味しいと感じ、大事な薬となるということを体感していました。同時に、私は耳管が弱く、この時に、内耳炎、中耳炎、外耳炎という耳管の炎症がよく発現し、痛い喉と近い部分が弱いということに気づいていました。

 あとで知ったのですが、扁桃腺肥大だったので、極めて喉の炎症と耳管の近さがあり、そのために耳炎を患ったのだと、アーユルヴェーダを学んで理解することが出来ました。当時の発熱は、多分風邪だけでなく、インフルエンザもあったと思います。20代後半で体験した発熱は、突然節々が痛くなり、腰も痛くて歩けないほど辛く、発熱と発汗を繰り返すので十分眠れないほどの体感を経験しましたが、それはまさにインフルエンザだったと思います。でもその時に、着替えを繰り返し、発汗のうまいタイミングを見計らって医者に行き、抗生物質の注射を打ってもらいました。たった一人で体験していたので、とても冷静に自分のさまざまな状況を観察できたのでした。その時に、私は「秋に弱い」ということをしみじみと知ったという体験をしました。そして私の解熱にはバッファリンがとても効くという体験も。以後、バッファリンは痛み止めではなく、解熱用として常備しています。さらに、BTL時代には耳からの扁桃腺アプローチとして、アロマ&アルファ ブレンドでミミコとミミタロウなるものを作り、自分でその防御法を商品にしていたこともあります。

 同時に、「うん?」という風邪の前駆症状のような異感覚が体に現れたときは、食事量を減らし、早めに葛根湯を多めに服用し、早く寝るというルーティンを作っています。なのでバッファリンと葛根に常備欠かせません。食事は、生姜、ネギ、ターメリック、コリアンダーシードを使った、「タラのスープ」が養生食になっています。今どきお粥はレトルトで常備できるので、消化力が今一つの時は、お粥でリセットをしています。疲れている時、弱っている時=消化力も弱っている=消化に負担のかからないスープやお粥などの流動物が点滴となる・・、です。あとは、体を温めて早く寝ること。とてもシンプルですよね。つまり、早い対策が大切ということ。

 

 体調イマイチの時によく作る、洋風雑炊。

 

 今年のような異常気象は、単に天候だけでなく、気圧や周波数など体のシステムに異常をきたす目に見えない負担がおおくかかります。今月は谷村新司さん、そしてもんたよしのりさん、が立て続けに亡くなられ、今年はYMOの高橋幸弘さん、坂本龍一さんという70代初期のミュージシャンが相ついで天に行かれましたが、まさに音楽をされる方は周波数の変化に敏感でしょうから、体のリズムの不具合を多く体験しているのでしょう。多分これから、70歳代の音楽家たちの昇天は続くと思います。おそらく、次の世界で全く新しい音楽を作り上げるために、早く招集しているのでしょうね。

 

 なので、今年のこの秋の寒暖差=節目をあなどらないで。自分の体のすみずみまでよく観察して、一気に気温の下がる冬将軍来訪に備えてくださいね。旅立ちを目論む人は、準備を怠らずに。