本音はあるけど、直球では出せない人の愛の出し方



母は普段、絶対に言わない。
「帰ってきてよ」なんて言葉。

それどころか一緒に居たくないって言ってたくらい。



だから私が冗談まじりに

「こういうことあると困るよね〜」(連絡取れない安否確認)

って軽く言ったら、母は笑って

「帰ってきてもいいよ」

って言ったの。

本気でもなく
お願いでもなく
覚悟の宣言でもなくただ、流れの中の
冗談みたいな
空気にまぎれた一言。

でもね——

こういう
“本音を守るための軽い言い方” が
どれだけ人を救っているか。

本当は

寂しい
不安
頼りたい
そばにいてほしい

でもそれをそのまま言うのは怖い。拒否されたら?
重いと思われたら?
迷惑だと思われたら?

だから人は

✔ 冗談に包む
✔ 流れに紛れさせる
✔ なんでもない顔で言う

そうやって
ギリギリの本音を外の世界に出す。

そして受け取る側も
それを「軽い言葉」として扱わずに
ちゃんと“温度”を感じ取れたとき

関係は少しずつほどけていく。

強い言葉より
はっきりした言葉より

こういう、ふわっと差し出された本音の方が
人の心を深く救うことがある。