さて今日は
「初期対応で重要な
『偏桃体の過敏さ』へのアプローチ!」
についてです。
起立性調節障害を発症したばかりの
お子さんは
朝起きられない、頭痛、腹痛
などの症状があります。
それから、
不安が強くなっていたり、
聴覚過敏などの感覚過敏、
あるいは自分のこだわりに強く固執する
ということがあります。
それは偏桃体の過敏さが増しているから
偏桃体とは、
人間の生存本能に関わる部位で
身の危険を感じると過敏に反応し、
身体の症状として、
あるいは不安の強さとして現れます。
学校が恐怖や不安な場所である場合、
お家の方が良かれと思って
無理に登校させることは、
偏桃体の過敏さを増すことになり、
ますます状態が悪化するんです
まずお子さんの異変に気付いたら、
偏桃体の過敏さを抑える対応、
ここが早急に必要です。
どうするか…
①環境調整
②五感刺激
③肯定の声かけ
①環境の調整は初期のころには
必須です。
学校がネックの場合、
別室登校やあるいは欠席させる
ことになります。
身の危険を感じる場所では
お子さんは成長していきません
ですから、登校させても
お子さんにとってはメリットが
ないんです
まずはじっくり偏桃体の過敏さを
抑えるサポートが有効です。
②五感刺激
これはお子さんにとって心地よいものに
限ります。
偏桃体が過敏になっていると、
受け取る五感刺激を「不快」と
判断してより苦痛を感じることに
なります。
ですからお子さんの好きな五感刺激で
偏桃体の過敏さを落ち着かせて、
正しく「快」「不快」を振り分けられる
ようにしてあげる必要があります。
そのためにはお子さんの好きな五感刺激で
偏桃体を落ち着かせてあげましょう
好きな香り、好きな曲、好きな食べ物、
好きな手触りのもの、好きな絵や花や人
など偏桃体を心地よくする
五感刺激を入れることで、
過敏さを落ち着かせることができます。
③肯定の声かけ
不安を和らげるために
肯定の声かけをしていきましょう。
まずはお家の方の声のトーンや
口調、表情、雰囲気など
お子さんに不安を与えないようにして、
安心できる声掛けにします。
この対応を誤って、
登校刺激ばかり加えると、
不安は増し、身体の症状も
悪化していくので、
こじらせていき、回復も遅れます。
まずはお子さんに何が起こっているのか
正しく理解することで、
適切なサポートができるのです
お子さんのいい時も悪い時も
適切なサポートができれば、
お子さんを回復させるだけでなく、
その後も伸ばし続けられるママに
なりますよ!
今日はここまでです。
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