◾️モビリタが残念だったのでポルシェに行く

以前にクルマの運転で遊べるところを探して、価格の安さから富士スピードウェイにあるトヨタのモビリタを選びました。

 

 

ところが実際に参加したところ、安さには理由があり、ジジイがやりたかったことはほとんどできなかったということも書きました。

 

 

ドリフトサークルはほんの3分しか走ることができず、86に乗ってる時間を合計してもたったの13分でした。

参加費が13200円なのでドリフトサークル1分あたり4400円、86乗ってる時間1分あたり1015円という単価?です。

 

それに対して、ポルシェエクスペリエンスセンターは、ボクスターなら53000円、911でも66000円で90分遊べます。

(正確にはイントラさんのお手本走行が各コースごとに1回あるので、正味70分くらい?)

コースさえ空いていれば、どこをどれだけ走ってもOKとのこと。

つまりずっとドリフトサークルにいてもいいということです。

単価を計算すると、70分運転できるとしてボクスターなら757円、911でも942円です。

 

コスパで言えばポルシェの圧勝じゃん。

おまけにたったの3分じゃ練習にもならないのでほぼ無意味なトヨタに対し、空いてれば好きなだけ走れるという太っ腹ぶり。

 

問題は支払う額の大きさで、遊びのためにこんな大金使ってもいいものか?と迷いましたが一大決心をし、最新の911は乗ったことがなかったので911のプログラムを申し込みました。

 

◾️アクアライン経由で木更津へ

アクアライン経由でポルシェエクスペリエンスセンター東京にプログラム開始時刻の1時間前くらいに到着しました。

 

暑かったので中で待たせてもらうことに。

 

コース図です。

 

◾️参加者が多かった…

ジジイが予約する時には1人しか予約が入ってなかったのですが、当日受付をするとジジイの他に参加者が6人もいました。

その結果、各コースで待ち時間が発生したので、コスパは少し悪くなりました。

 

それでも結論から言えば、非常に充実していて楽しかったです。

 

◾️911はいいクルマ

時間になってドライブ開始です。

まずはドライハンドリングトラックで慣熟走行とのこと。

要らないんだけどなあ・・・と思いつつも、イントラさんのデモ走行の後、走り始めました。

ステアリング入力に対しては比較的穏やかな応答と抜群のコントロール性のブレーキ、アクセルオンオフに敏感に反応するステア特性、絶妙なタイミングで変速してくれるPDK(AT)など、いい車だなあ。

唯一、低速走行での乗り心地はちょっと硬いというかバネが高めでヒョコヒョコするのが残念ですが、スポーツカーですからね。

 

動力性能が一番低い素の911カレラでしたが、380馬力以上あってジジイには十分以上です。

ブレーキはGTSなど高いグレードになるとさらに良いってイントラさんが言ってましたが、これで十分満足です。

 

911カレラがめっちゃ欲しくなりました。

買えないけど。

イントラさんは見るからに庶民のジジイを察してくれて、718もすごく良いクルマですよ。718GTSならスポーツカーとしては911カレラより上ですとオススメしてくれました。

718がすごくいいクルマなのはGT4に乗ったことがあるのでジジイも知ってます・・・

 

 

ワンコが後ろに載せられないとか言ってないで、まだ売ってるうちに買っておくべきだったかも・・・

 

ハンドリングトラックのほうは、ニュルブルクリンクのカルーセルや、ラグナセカのコークスクリューを模したという場所がありましたが、ミニチュア版?って印象でした。

話題づくりの体験用って感じでしょうか。

 

■慣熟を終えいよいよドリフトサークルへ

慣熟としてはかなり長くハンドリングトラックを走った後、いよいよドリフトサークルへ移動しました。

すでに3台ほどが入っていて順番待ちです。

イントラさんのデモのあと、左回りからスタートです。

最初は案の定全然できず。でもイントラさんは一生懸命褒めてくれます。

徐々にできるようになってきて1周くらいならドリフトで回れるようになりました

でも個人的にはまだ全然不満です。

 

■ほかのコースもちょっと走る

頭を冷やすためか、いったんドリフトサークルからローフリクションハンドリングトラックへ移動です。

ここはドライのコンクリート路面でミューが低めという珍しいコースでした。

圧雪路程度のミューとのことでしたが、ジジイの印象ではもっと高く、ウェットアスファルトくらいでした。

 

コースは大変狭くエスケープがないためヘタなジジイにはドリフト走行はとても試せません。ローフリクションハンドリングトラックに関してはジジイでも遊べるという点でモビリタのほうが上です。

 

ここはスタビリティコントロールのウェットモードの効果を体感するためだそうで、まあ確かに・・・

あとは狭いコースなのでクルマをラインに載せて走るのが難しかったです。

 

 

一応ダイナミックエリアにも行きました。

本当は100km/hくらいから公道を想定したゆっくりした小入力のレーンチェンジがやりたかったのですが、ここではできないとのこと。

仕方なく、フル加速とフル制動、スラロームをやって終わりました。

 

■再びドリフトサークルへ

再度ドリフトサークルへ行き、今度は右回りのトライです。

左回り以上に全然できません。

それでも少しづつできるようになってきたところで、「残り1分ですので最後の走行です。」と言われました。

最後にもう一度左回りをトライします。

そうしたら嘘のようにいとも簡単にあっさりドリフトで回ることができるようになっているじゃありませんか!

イントラさんにも「完璧です」と褒めていただきました。

どうもジジイは、左回りの方が得意で、難しい右回りをやったので左回りができるようになったようです。

イントラさんは「利き手みたいなものでしょうかね」と。

 

最後に気分よくドリフトしてプログラム終了です。

 

パドックに戻って写真を撮ってもらいました。

 

◾️高いけど価値は十分あり

参加費66000円と高額ですが、思い切って参加して良かったです。

モビリタのようなガッカリ感は感じずに済みました。

 

ポルシェエクスペリエンスセンターのドライビングプログラムのいいところです。

 

1. 6〜70分は運転する時間があること

2. 好きなコースを走れること

3. イントラさんが同乗してくれてリアルタイムにフィードバックをくれること

4. 普段運転する機会のないポルシェで遊べること

 

価格の高さは上記の利点からすればやむを得ないし、むしろ前述の通りトヨタのモビリタより遥かにコスパは高いです。

運転好きならオススメです。

 

トヨタもプログラム見直してくれないかなあ。