母になっても、元気に美しく
産後の心と体を快適に。
マドレボニータ
産後セルフケアインストラクター
・
ヨガインストラクター
長野奈美です。
友人が「帰宅したら父ちゃんが子どもたちと恵方巻を作っててくれた!」ときれいに巻かれた海鮮巻きの写真を、とあるLINEグループに上げていました。
のり巻き巻いて十数年の私も敵わないぐらい上手い!
これは資料写真です
でも、ここでふと立ち止まって考えたいのは、
私の中に無意識のうちに、父ちゃん=男=のり巻き巻けないだろう、という思い込みがないか、ということ。
この無意識のうちの思い込み「アンコンシャスバイアス」ってのを、人間はいろんなところで発動させていて、「ジェンダー」に関するものも多かったりします。
先日とある講座で、保育士さんが「お弁当日に、お父さんがお弁当を作ってくれると『ええーお父さんが作ってくれたの?すごいね!』なんて声をかけたりするけれど、お母さんが作ってくれた子には『お母さんが作ってくれたの?すごいね!』とは言わない。保育士が子どもにかける声かけでも、子どもに無意識のうちに性別役割分業のような価値観を植え付けてしまっているかも」という内容の、保育現場であるアンコンシャスバイアスについて教えてくれました。
それ以外にも
「旦那さんがお子さん見ててくれてるの?」(24時間子どもを見ていても、母は褒めてもらえないよね)とか
母だけは「具合が悪いのに仕事に行くの?」といった批判を浴びるよね、とか…
あるある、あるよねえ。
こちらは私が作ったキンパです
でね、最初ののり巻きがうまい父ちゃんの話に戻るんだけど。
キャンプに連れて行ってもらったり、普段の家事育児の器用っぷりを聞いていてもなお、父ちゃんがこんなにのり巻きをうまく作れるなんて思ってなかったら、父ちゃんの閾値を下げてて「えーすごい」みたいな感情が出てきたことを素直に告白します。
こういう思い込みがあると
私=女=のり巻きうまくて当たり前
みたいな思い込みも引き起こしかねないなあと。
これって結局自分をジェンダーにくくりつけて、自分の生き方を苦しくさせることに、つながるのだ、と。
のり巻きがうまい父ちゃんがいて、今年も私もまあわりと上手に巻けて、そしてうちの夫も結構うまく巻いちゃう人。
のり巻きってやっぱり難しいからさ、きれいに巻ける私たち、すごいじゃない!
それでいいじゃないか、とあらためて思い直しました。