男性が消え去る未来 | むすび

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天巫泰之



ふと、今の私たち男性に、武士の時代の潔さがあるのだろうかと自問自答してしまいます。
ひょっとして、武士と描かれたものは空想だったのでしょうか。
某知事は告発した元幹部が自死しても、自分の地位にしがみついていて見苦しく、七十代の町の議員は会議のさなかでゲームをしているところを見学にきていた小学生にみられてしまう。
武士の時代には、政略結婚として扱われるなどもあったようですが、女性は凜々しくたくましく生き抜いてきました。

昭和の初期には、オリンピックでも女性だからと、選手として出場するなら勘当だと父親からいわれることもあったそうです。
女性は学問などしなくてよいという情けない親たちも昭和世代にはいたと聞きます。

女性の遺伝子は「XX」で、コピーしていっても劣化が少ないそうです。
男性の遺伝子は「XY」で、長年のコピーによって、劣化が激しく、遺伝子の数が激減しているそうです。

黒岩博士さんのお話では、「退化も淘汰もどちらも進化なんです。Y染色体の進化は、遺伝子(の数)をどんどんなくしていくことです。実際に男性が持っているYというのは、遺伝子がすでに50個ぐらいしか残ってないんです。女性、つまりXXと比較すると、少ないです。Xには2000個以上の遺伝子があるといわれています。もともとYにも、2000個ぐらい遺伝子があったはずですが、もう50個ぐらいに、すごく小さく、少なくなっていて、今も(減少が)進行中です。いずれ遺伝子がなくなって、Y染色体自体がなくなるといわれています」


日本が混乱してきた歴史のなかで、多くは女性たちががんばって、世を建て直してきたと私は思います。

卑弥呼さま。神功皇后さま。推古天皇さま。光明皇后さま。
神話かもしれませんが、日本の神さまといえば、「天照大御神さま」

神宮(伊勢神宮)を建てる土地にたどりつくまで、二人の皇女さまが日本各地を歩き、天照大御神さまを祀るにふさわしい土地をさがしたとされています。一人目の皇女さまからバトンを受けて、倭姫さまが、伊勢の地に祀るまでの苦労が偲ばれます。



共にがんばりましょう。男性たち💦やばそうだけどね…。

                (了)