目の前に広がるこの海が
愛で満たされていたのなら
海に身を沈めて愛を充電したい
だけど 哀しみの雨が降りやまぬ
ただ塩辛いだけの海
吹きすさび体を揺るがすこの風が
寂しさを吹きとばせられるのなら
寒くてもこの身をさらしていたい
だけど ため息が風と重なりあい
ただ心の穴をすり抜ける
大地を叩きつけてるこの雨が
乾いた心を湿らせてくれるのなら
どんなに濡れてもかまいはしない
だけど 汚れた空に染まったまま
ただ明日までが色あせてゆく
この海が
愛で満たされていたのなら
この風がこの雨が
愛で満たされていたのなら
笑顔であなたと思いを交わしあえたなら
どんなことよりも嬉しいだろう
きっと
幸せな気持ちになるだろう
(fin)
星谷光洋MUSIC Ω『マイラブ』