小学生の頃、確か、学研の「科学(理数系)」と「学習(文系)」という雑紙を定期購読をしていました。私は「科学」を選択しました。
その雑紙に、「ナメクジがワープする?」という記事が書いてあり、家にでてくるなめくじがでてくるたびに、その話を思い出します。
そうです。小学生の頃の作文に書いた、「将来の夢」は作家か科学者になりたい。科学者になれたら、地球の謎を解き明かしてから宇宙にも行きたいと書いていました。ですので、私は今でも、自分で経験しないと信じないタイプです。ナメクジの真偽もまだ半信半疑です。
私の住まいの、キッチンにでてくるナメクジは、みているとノロノロと這っているか、静止しています。
それがほんの数分、照明を消して、また戻るといなくなっている、とんでもない場所に移動しているということがよくあるのです。
都市伝説だとするお話もあれば、針の隙間でも入ってこれるなど、いろいろな説がありますが、ナメクジがワープしていたという目撃例もあります。そのひとつを紹介します。
山ばかりの農家の果樹園で、家の近くの方が、またいでわたれるくらいの川のような側溝があってほとりに雑草が生えていたそうです。
その雑草の葉っぱの上にナメクジ一匹がいて、いつもは気にしていないなめくじが、いつもと様子がちがうので、じっとみつめていると、なぜかナメクジの体がだんだん小さくなっているのだそうです。
しばらくすると、川を挟んだ向こう側の葉っぱの上に小さいナメクジが出現しました。
元のナメクジと出現したナメクジは細い糸のような物でつながっていたようです。
その後、15分ほどで完全に向こう側に移動したそうなのです。
移動の最中はナメクジのからだが、半透明に透けて向こう側が見えたそうです。
驚いて学校の先生に話すと、ナメクジとはそういうものだと教えられたそうですが、いまだに納得できないでいるそうです。
私が「科学」という雑紙で読んだ記事も、似たようなものなのです。真偽は未だわかりませんが、カブトムシや蝶々など、虫も卵から幼虫、サナギ、そして成虫という変身を遂げます。
生物にはまだまだ謎がありますね。
虹も偶然とはいえ、美しいデザインです。
自然は、超一流のデザイナー、アーチストだと日々、思います。
(了)