本気がない人たち | むすび

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天巫泰之

日本企業では外国の人たちを雇い入れることが急増しているそうです。
外国の人たちのほうが仕事熱心だからだそうです。

「本気をだしていないだけ」とかいう本がでたりドラマになったりもしていたけれど、いろいろと話を聞いていると、どうやら多くの「男」たちがそううそぶいているそうです。

つまらない自尊心なのか、本来の自分の能力や才能、自分自身と向かい合うことが怖いのか。
いずれにしても私にとってはくだらない話です。

私は今日まで本気で生きてきました。
毎年が本気です。

仕事も音楽も物書きもゲームも遊びも人間関係も真剣かつ本気です。
カラオケも本気で心を込めて歌います。
それほどの結果はでてこなかったかもしれないけれど、がんばってきた自分を知っているから毎年、充実感があります。

退屈な年などなく、いつも刺激的でした。
やる気になればという人たちは生涯、やる気も出さず終わっていくのでしょう。
お酒で憂さを晴らし、ギャンブルやなにかでストレス解消をしつつ。

それもまた人生。
どんな生き方であれ、よいも悪いもありません。
ただ、私はいつも本気で生きているということだけ。