今日は「高島規郎氏から学ぶペン表ソフト速攻型の戦術」と題しブログしようと思います。
(参考図書)
・「卓球戦術ノート」
・「続卓球戦術ノート」
・「敗者を勝者に変える卓球戦術ノート」
・「選手をつぶす指導者なら、選手がコーチになればいい。」
「卓球王国ブックス」(高島規郎著)
●個人的・ペン表ソフト速攻型の戦術
・先手必勝(先に仕掛ける)
・全部スマッシュするという気持ち
・打って打って打ちまくる
・ミートの強さは回転を殺す
・中陣からの両ハンド強打
・逆モーション(フェイント)とカウンター
・鉄壁なブロック(バック等)の守り
・つなぎ(ドライブ、ツッツキ)を生かす
・柔軟なプレーとオンリーワンの戦型
・一瞬のフットワークの速さ
・ナックルを生かす
・バックハンドとプッシュ
・意外性と華麗でカッコいいプレー
・相手を上回る戦術と頭の良さ
・ミスをしない卓球
1️⃣ ペン表ソフト速攻型の戦術
(「卓球戦術ノート」より)
1、最後まで打ち続けるという戦術の一貫性とボール(球質、コース、タイミング)の変化。
「何が何でも、最後の最後まで、打って打って打ちまくるんだ」という基本姿勢が必要である。
2、多彩なレシーブ(フリック、逆モーション、ナックル性、ストップ性)で先手を取りフォアハンド攻撃を仕掛ける。
つまり技術のきめの細かさが要求される。
2️⃣これからのペン表ソフト速攻型の戦術
(「続卓球戦術ノート」より)
基本的には、サービスからの3球目・5球目の速攻と台上攻撃を軸に、いかにして先手を取るかが重要で、先手を取られた時にも両ハンドのカウンターで狙うことが大切。
1、ひじ締めバックハンドと肩甲骨打法の習得
2、レシーブ&ブロックからのラリー能力を高める
3、絶対的な威力の攻撃球で、ハイリスクなプレー
3️⃣新しい時代のペン表ソフト速攻型の戦術
(敗者を勝者に変える「卓球戦術ノート」より)
1、異質ラバーは勝てる
①表ソフトの活路
・角度打ちだけでは表ソフトは通用しない
・ドライブを多用する(球質の独自性)
・デリケートな回転の変化を作り出せる
(止める、曲げる、伸ばす、弾き返す、ナックル)
②粒高ラバーの活路
「常識」を覆すような自由で柔軟なプレーを
(ナックルカット、ナックルブロック)
2、オンリーワンの戦型を目指せ
①一流の真似をして、自分の感性をプラスにする
②フォームを小さくせず、大きく振る
③固定観念に縛られず常に変化・改革を求めて強いスタイルを作っていく
3、ペンホルダーの可能性
①台上フォアハンドとスマッシュに活路がある
台上フォアハンドによるレシーブアタック、フォアハンドスマッシュ、破壊力のあるスマッシュ
②ショート系の技術でシェークに対抗
ペンはバックが弱い!→裏面バックハンド?
③現代卓球で表面でも十分通用する
ペンホルダーは表面でのショート系のテクニックを活用してこそ、真の強者になり得る!
ナックル、ローリング式バックショート、プッシュショート、ストップ性ショート、サイドスピンショート
④バリエーション、チャンスボールに対してはフルスイングのバックハンドにアタック
⑤グリップなどの工夫で独創的なスタイルをあえて裏面に粒高やアンチなどの異質ラバーを貼ってみる(多彩な球質)
⑥裏面バックハンドでの一発強打
4️⃣ペン表ソフト速攻型の強化のツボ
(「選手をつぶす指導者なら、選手がコーチになればいい。」より)
ペン表ソフトは、希少だからこそ、対策が取られにくく、勝ちやすい戦型とも言えます。
高島氏が思い描くペン表ソフト速攻型の理想は、河野満選手と田﨑俊雄選手をミックスしたスタイルとのこと。
台上・前陣での逆モーションやカウンター攻撃を得意とした河野選手と、中陣からの両ハンド強打を武器にした田﨑選手。
この両者の卓球のストロングポイントを融合させられれば、現代卓球でも頂点を目指すことが可能である。
1、現代卓球でも勝てるペン表の条件
①台上アタックとストップ技術が優れていること
②一瞬のフットワークの速さ
③先手攻撃を仕掛けること
④カウンター攻撃を狙うこと
⑤戦術で相手を上回る意識を常に持っておくこと
2、攻撃だけでなく、守備とつなぎにもこだわる
①ブロック練習
しっかりボールの勢いを殺し、低く返球すること、どこにどんなボールを打たれても止められるように、瞬間的なバッグ・フォアの切り替えを磨く。
ポイントはボディーワークとラケットワーク!
②角度打ちによる軽打やつなぎ(ドライブ、ツッツキなど)
例えばインパクトの瞬間に、最後の最後でほんの少し手首のスナップや指の動きを入れると効果的である。
3、弱気にならないでミートを強くしていく
①表ソフトの基本原則
【ミートの強さは回転を殺す】
②最後まで必ず打ち切る、という精神面の強さ
とにかく打って打って打ちまくる練習も必要