卓球に置き換えてみれば、とても参考になると思います。
【技化/量質転化】
上達できないとあきらめていないか。
上達するぞ!という意識を持って技化にとりくもう。
仕事、スポーツ、芸事などの指導者には「自然にできるようになりなさい」「気合を入れて練習を積めば、無意識でできるようになる」と言う人がいますが、「上達の過程」で「意識せずに、無心で、自然に」はまず無理です。
まずは「無心」ではなく意識的に「有心(うしん)」で技を使いつづける、つまり練習しつづける必要があります。
器用でない人でも<技を身につければ、それは一生もの>です。
自分は不器用で、センスもないから技など身につかないと決めつけないことです。
うまくなりたければ<質が変化するまで量をこなす>必要があります。
弁証法ではこれを<量質転化の法則>と言います。
<いつやってもできるものが技>です。
技とは<反復練習によって身についた、いつでも取り出し可能な動き>です。
また<一度できるようになると、それ以降はずっとできる>のが技です。
<修練>→<習熟>→<自動化>という流れが技を手に入れる基本です。
自動化されることで意識に余裕ができます。
無意識にできることが多ければ多いほど、今の意識は新しいことに使えるようになります。
<意識の量を増やす>のが上達のコツです。
一つずつ技にしていくことで、意識できる範囲を広げていくことができます。
技化をめざして<技を鍛える>ことが大切です。