結局飛行機は約5時間遅れでバンコクに到着したのだが、当初予定していたタイ人との食事もパーになっただけではなく、空港から市内に向かう鉄道も勿論終電を過ぎてしまったのでタクシーを使わざるをえなくなってしまった。

深夜のタクシードライバーはハイエナのような輩がたまにいる。もう電車や公共のバスが無いことをいいことに、メーターを使わないで自分の言い値で乗せようとするのだ。

ま、いわゆる「ボッタクリ」なのだが、600円で行けるところを1,000円や2,000円で行こうとする「優しいボリ方」なので可愛らしい気もするが、やはりここはメーターを使って走って欲しいと感じるのはオレだけでは無いと思う。

しかし今回は絵に書いたような優しく大人しいドライバーに当たったのは良かったが、クソ真面目過ぎてスピードを全然上げてくれない。

大きい通りなどでは右から左からバンバン抜かれまくるからイライラが募るばかりだが、もう今夜は早かろうが遅かろうが何もする気が湧かないからどうでもいいんだけどね…。

結局サービスアパートメントに到着したのは深夜の2時前だったから、目覚ましを6時にセットして、風呂にも入らずベッドに倒れ込むように寝てしまったのである。






眠い目を擦りながらベッドルームのブラインドを開けるとスッキリとした青空に競馬場の緑が美しい。

ここはグランデセンターポイント・ラチャダムリ。

友人が「あそこはなかなかイケるぞ」との勧めで今回宿泊してみた。

初めての利用にもかかわらず深夜のチェックインの際に

「お部屋を無料でアップグレード致しました」

と嬉しいサービスを受けたのが救いだったなぁ♪






リビングの窓からはバンコク警察病院が見渡せ、BTSと呼ばれるスカイトレインの頻繁な往来も眺められるしサイアム方面の建物の位置関係も良く分かる。

ゆっくりと景色を眺めながらバンコク市内の土地勘を思い出したところで朝食でも戴くとしよう。






広い朝食会場は殆どが我々と同じ東南アジア系の方々で、欧米人の姿が少ないのに少々驚いた。

そう言えば空港からのタクシーでも

「あなたはシンガポール人でしょ?」

と意外な感想をいただいた(笑)






アジア系の朝食も勿論味わえる。

大きな土鍋はお約束の「粥」なのだが、私の好きな糊状の粥ではなくサラサラ系の澄んだものだったからこれはパスする。






フレッシュなジュースはいいとして、朝からスイーツはこの歳では少々ヘビーなのでパイナップルジュースをチョイスし、行儀は悪いがその場で一気に飲み干すと、パンを補充に来ていたスタッフにクスクスと笑われてしまった…。






ありきたりな朝食となったが、今朝はこんな感じで満腹となった自分が情けない…。

タバコを吸いに外へ出て自分の宿泊先を改めて眺めてみる。






ホテルの喧騒があまり好きではないので率先してサービスアパートメントを予約するのが慣例だったが、ここはもはやホテルである。

ひっきりなしに宿泊客やビジネスマンが往来し、何となく落ち着かない。






この右側の建物の42階のコーナールームが今回与えられた部屋である。

さあ、あまり悠長にしている時間は無い。

部屋に戻って身支度を整えなければ仕事に間に合わなくなってしまう!






サクッと撮った画像で申し訳ないが、リビングはこんな感じ。

奥のソファーはそこで寝起きをしてもいいぐらいの心地よさが気に入った(笑)






ダイニングキッチンは多分使ったとしてもフルーツの皮剥き程度だろうから、考えてみれば今回の短期旅行には非常に勿体ないスペースである…。






乱れたままの寝室で申し訳ない(笑)

ここで冷房の設定温度を18度にして羽毛布団をすっぽり被って寝るのが最高の贅沢なのは言うまでもない(笑)






仕事へ向かう途中のタクシーの車内。

タイのタクシーに乗車するには手で合図をして止めるのだが、日本のように手を高く上げて止めることは無い。

腰より下辺りの位置で手をひらひらさせて止めるのだ。

ここで日本式に手を上げてクルマを止めると、

「私は絶好のカモです」

と言っているようなものなので気を付けよう。

そしてクルマに乗り込む前にドアを自分で開けて「自分の行きたい先を告げ、ドライバーに行ってくれるかどうか確認をする」という作業が待っている。

行き先が混雑したり、ドライバーの気分で行きたくない場合は無言で首を振るか、「トラフィックジャム!」と言って拒否をするか客がドン引きする価格を吹っ掛けてくる。

オレの場合、行き先に行ってくれるかどうかを聞くときは、運転席隣の助手席を開けて聞くようにしている。

OKなら助手席にそのまま乗り込み、オレの拙いタイ語の先生となってもらったり、好きなラジオ番組を選局したりして過ごす。

メーターを使わないドライバーの場合は勝手に「START」ボタンを押してニヤリとする(笑)

タクシーの話題は尽きないが、今回はこの辺でおしまいにするわ…。

今後はこの僅かな日程での旅行のネタを書き連ねていくが、どうか我慢してくれ!





つづく