セール?   6/27-1 | わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

雨降って地固まり、
本日も歳の差カップル継続中。

事務所の廊下でパートさんと

すれ違った。

 

彼女が穿いていた

きれいな色味の花柄のスカートに

目がいった。

 

思わず、

「スカートかわい!」と言うと、

 

「へへ、

 セールで買いました~」。

 

 

あぁ~セール!

もう始まってるんだ。

 

そう言えば

いくつかのショップから案内メールが

届いていたことを思い出した。

 

 

ここのところ

リフォームにばかり気を取られていた。

 

目がいくのは

ランドリー関連の収納シェルフや

バスケットばかり。

 

 

あそこをどんな雰囲気にしよう。

今あるものをどんなふうに収納しよう。

そればかり考えていた。

 

 

それはそれでとても楽しいことだが、

こっちも出遅れたくはない。

 

 

さっそく

ショップのサイトを開いて物色した。

 

 

ここのところゴツい感じの

sacaiの靴を履くことが多かったせいか

その反動で今度は華奢なサンダルがほしい。

 

ネットページを繰って、

ピンクのサンダルを見つけた。

これは確か春先に店先に飾ってあった

ものだ。

 

 

クマオに言うと、

ちょっとため息まじりに

「どれ?」

 

「これ」

 

「え?

 あんた、これ?

 これがええの?

 このピンクのか?

 また全然違うもんやないの」とおかん言葉。

 

 

「うん、反動やと思う」

 

 

「反動?

 えらいこっちゃな。

 もう、おかーちゃん、

 よう言わんわ」

 

 

炸裂するおかん言葉。

これは許可が出ている証拠だ。


 

何だかんだ言いながら

お取り置きの電話をかけてくれた。

 

 

 

「ありがとう」

「まだ買うって決まってないで」

「え?そうなん?」

「そらそうよ。

 そんな簡単なもんちゃうで」

「ふふ、わかった」

 

こういうのは

甘える楽しさがある。

 

 

 

だけど。

え?

あとでよく見たら、

まだセールは始まっていなかったという話。