喧嘩の後は   3/9-1 | わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

雨降って地固まり、
本日も歳の差カップル継続中。

前日の喧嘩で

心に一物はあったかも

しれないが、

表向きクマオは何事もなかった

ようにやって来た。


私も普通に接した。



そして

前日と打って変わって

クマオはダラダラした。


昨日の今日で

それを突っ込むこともできたが

私は何も言わなかった。


だからなのか

クマオの方がそれに触れた。


「ボク、 

 ダラダラしてしまう。

 わがままやな、ボクって」



私が言わなくても

クマオはわかっている。

わかっていて

気まずい思いをしている。

そして

私が許してくれるとも

思い込んでいる。

それならそれでいい。

これごときのことで

許さないと決める方が

私にはしんどいことなのだ。





それにしても

いつからだろう。

クマオも私も

喧嘩の後にお互い謝ることを

しなくなった。



「ごめん」と言い合って

ハグをして

ちょっとうるうるしてなんていう

そんな茶番のようなステップが

必要な時もあったが

今やそのステージはすでに過ぎた

ようだ。



その代わりなのか

会話の端々に

クマオは謝罪の気持ちを

散りばめている。


私を気遣い、

私を守ろうとしてくれることが

伝わる。


私は私で

やっぱりクマオへの信頼を

匂わす言葉を混ぜ込む。




そんなふうに数時間を過ごして

一日が終わった。



終わりよければ

全て良しの一日。