そう言いたい気持ちになった   8/28-2 | わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

雨降って地固まり、
本日も歳の差カップル継続中。

取れると思っていた仕事が

取れなかったクマオ。

 

 

クマオにしてみれば

どうしても取りたい仕事だったようだが、

 

「りこちゃん、

 負けた~」と連絡がきた。

 

 

「そっか~

 お疲れ様~」と返した。

 

 

だけど

こんな上からの言い方、

とても本人には言えないが

 

「今のクマオさんには

 これぐらいの試練が必要」と

 

思ったのが私の本心だ。

 

 

 

 

それに

今年採用したあの事務員は

その専門分野での経験があるから

雇ったんだと言っていたが、

 

彼女を採用してから

取りたい仕事が取れたという話は

聞いていない。

 

 

クマオの仕事のことなど

よく知らない私にしてみれば

 

クマオに対しても

その事務員に対しても

何なん?と思ってしまっているところが

ある。

 

 

 

 

 

少し外出した際に

クマオの車とすれ違った。

 

お互い後続車がなかったので

ちょっと止まった。

 

クマオが窓を開けて言った。

 

「りこちゃん、

 あかんかった~」

 

意外にもとても爽やかな笑顔の

クマオ。

 

 

その上、

大切なことがある日には

必ず私からもらったものを

身につけるんだと言ったそのクマオの

言葉通りに、

今日のクマオは私がプレゼントした

ポロシャツを着ていた。

 

 

それがちょっと嬉しくて、

そしてその笑顔も相まって、

 

どうしたんだ私と思うほどに

胸がキュンとした。

 

「うんうん」

 

私もそう言って思い切り笑顔で

手を振った。

 

 

 

想いが溢れて

 

次の信号待ちで

「クマオさん、

 愛してるよ」と送った。

 

 

そう言いたい気持ちになった。

 

 

 

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もう一人

「愛してるよ」と

言わずにはおれない人がここに。

 

 

 

 

 

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