チェスキー・クルムロフ(チェコ) | 旅と生活の備忘録

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プラハから列車でチェスケー・ブディヨビッツェへ。そこでローカル線に乗り換えて、世界遺産の街・チェスキークルムロフへ。

プラハ駅から乗り込んだ列車は、ナゼだか知らない駅で止まってしまう。
車掌さんが周ってきて何やらしゃべっているが意味がまったく不明。
同じコンパートメントのお姉ちゃんに身振り手ぶりで確認。
どうやら、列車は諸事情によりこの駅でストップ。
外に出ると、バスが数台止まっていた。
運ちゃんに切符を提示しうなずくのをみて乗ることに。
ほほう、代替輸送ってやつですね。
列車の到着時間とほぼ同じ時刻にチェスケー・ブデヨビッツェに。
駅の入り口がわかりにくい!ローカル線に乗り遅れてはえらいこっちゃと、辺りの人に聞きながら入り口からホームへ走る。
2両ほどの小さな列車。座席はゆったりで、少ない。
走り出すとあっという間に田園風景で、ぼーっとのどかな雰囲気に包まれてしまう。
小さな駅で一人降り、二人降り、自転車と一緒に降りてゆく人も。
ちょっと、普段の生活に旅人がお邪魔してますって感じがすごく心地よい。

心地よく列車に揺られているとチェスキー・クルムロフに到着。
駅は小高い丘の上にあり、駅を出て坂を下り始めると、中世の街並みが見えてくる。
駅から20分も歩くと、石畳の町の中へ。
さすがに、世界で一番美しい街の一つと言われるここも、冬季シーズン・オフという感じ。
ひとけが、ない。

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おお!きれいだなぁ。見上げるチェスキー・クルムロフ城。それより先に、今日の宿を確保しなくては。

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とりあえず、プラハでもお世話になった「Travellers' Hostel」へ。
このホステルは何店舗かあるみたいで、冬季も営業中ということで一安心。

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宿はガラガラ。
荷物を置いて、キッチンでお茶して、散歩へ。

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小さな街なので、すぐに歩けてしまう。
それにしても、人がいないなぁ。

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ヴルタヴァ川にぐるりと囲まれたこの街。
13世紀から多くの貴族手に渡りながらも生き続けていた街。
でも「16世紀以降、近代化から取り残されて・・・」とガイドブックに書いてある。
今は、昔の街並みを囲むようにニュータウンができ、それでも呑み込まれること無く生きている感じがする。

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谷をまたいで建て増し続けた結果か、何重もの美しいアーチでつながっています。
ライトアップが幻想的で、いつの時代に紛れ込んだのか、錯覚に陥ります。

4時過ぎの日没後、トコトコと街歩き。街のいたるところからこの城のピンクの塔が見え、色んな表情を見せてくれます。