ちょヨーロ16 ペーチ@ハンガリー | 旅と生活の備忘録

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生活と旅の備忘録。

2月7日
元会社の先輩と、ご近所の某地蔵通り商店街を歩き、せんべい、スィートポテト・アップル、わらびもち、すあまを堪能。
銭湯でゆでダコになり、某ときわ食堂でごはんを食べ、なんか得した気分の一日。
日常も旅のように楽しまねばと実感した一日でした。

さて、旅の続き

11月24日
ブダペストから列車で南下すること3時間。ハンガリーの南部にある町ペーチへ。
ペーチは、14世紀にハンガリー初の大学が創設されたそうだ。そして、オスマントルコ時代のビザンチン文化が色濃く残っているという。

めずらしく、ここにミナレット(尖塔)が残っているモスクもある。残念ながら今は博物館。イスラム教徒はいない。久しぶりに夜明けのアザーンが聴けるかと思ったものの・・・。
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広場にあるインフォメーションできいた安宿へ。
賑やかなキラーイ通りの中ほどからちょっと入った小道にある。中に入ると、中庭を囲むようしてロの字型になった建物の一角がユースになっていた。
入ると、シンナーくさい。
階段を登り始めると、壁一面にスプレーでストリートアートっぽくペイントされている。

レセプションの扉をあけると、坊主頭の兄ちゃんが掃除機をかけている。

ワタシ「あの~、今日、部屋あいてますか?」
兄ちゃん「うん。オッケー。でも、悪いんだけど、まだみんな寝てるんだ。
じつは、昨日、朝までパーティしてて、今おきたところ。
掃除も終わってないから、もうちょっと待ってくれる?」
ワタシ「とりあえず、部屋みてもいい?」
とドミトリーを除くと、カーテンが閉まった暗い部屋には寝息が・・・・・。
一応、心配なので、
ワタシ「今日も、パーティあるの?」
ときくと、昨日だけとのこと。それなら、まあ大丈夫かな。
他を探すのも面倒くさそうなので荷物をおいて先に観光へ。

ゆる~いホステルだ。でも、これくらいで、ちょうどいいのかも。
いい意味で、サービスはお金を出して買うもの、という感じなのだろう。
日本は値段に関係なくきめ細やかなサービスを求めがちだけど、もうちょっとゆるくてもいいのに。
そうすれば、働かない若者も減るのかも・・・・・。
「安かろう 悪かろう」なんていうけど、やっぱり、値段相応が一番いいのだろう。

さて、町の中には・・・・
ジョルナイ・タイルの噴水。
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ジョルナイは、ハンガリーの二大窯のひとつ。ここペーチに本店がある。日本で言うと「有田焼き」みたいなもんでしょうか。
噴水に近づくと・・・
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ちょっと、この目、「高田純二次」っぽい(?)。玉虫色に輝く牛頭の飾り、この輝きがジョルナイの特徴だそうです。

坂を上ってゆくと、城壁と円形の砦バルバカンが。
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裏に回ると、
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立派な木が砦に続いています。

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砦に上ってみると、鉄砲を撃つための穴が。でも、ちょっと変わった形。
そして、ここには映っていませんが、なぜか、かなり中年のカップルがイチャイチャしていました。若さとさわやかさがないぶん、ちょっと見苦しいほどのいちゃつきぶりでした。

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中年カップルのいちゃいちゃ見せつけ攻撃にも負けず、砦からの街の眺めを堪能。

文化がちがうということは、こういうことなのでしょう。