路上の不思議人 | 旅と生活の備忘録

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生活と旅の備忘録。

2月4日

昼過ぎ、高●屋の前を歩いていると、デパート帰り?という感じのおばちゃんに声を掛けられた。

「あのぉ、すいません」

一見、人畜無害で  ニガテなこと=セールストーク   って書いてくれそうなおばちゃん。
ってことは、立ち止まってもいいか。

イヤフォンを外し、
「はいぃ?」  と相手の目を見る。
道とか、駅とか、時間とか? 聞きたいことは、そのへんかな。 と質問予想。

すると、妙におちついた口調で
「すごぉ~く穏やかそうな目もとの方だなぁと思って~~」 と。
しかも、真顔。 おばちゃんの目、すわってる。

わ、なんか、めんどくさそうだ。
ちょっと、目がコワイし。
おばちゃんの口からは、ふたこと目には「神様」が出てきそう。

一応、「へ??」という顔をしてみるものの、おばちゃんはお構いナシに何かしゃべり出しそうに顔を近づけてくる。




「あ、すいません。これから仕事なんで」
と歩き始めると、おばちゃんも歩き出し、ついてこようとする。
もう一回
「わたし、これから、仕事あるんで。  すいません。」
と、さっさと立ち去る。

いや、待てよ・・・・・

もしかして、目元が亡くなった娘さんに似てたとか?
もしかして、モデル事務所のスカウトだったとか?
もしかして、ハリウッド大作の日本人キャストのスカウトだったとか?
もしかして、友だちになりたかったとか?



見知らぬ人に声をかけるときの第一声は、怪しまれぬよう熟考しなくてはいけませんね。