逮捕劇??!? | 旅と生活の備忘録

旅と生活の備忘録

生活と旅の備忘録。

先日、郵便局でのこと。
手続き待ちでソファに座っていると、郵便物受付・切手売り場のカウンターの前に不自然に置かれたイスに座っている女性が一人。彼女の前には職員が。
「ん???」



すると、警察官が2人入ってきて、すぐまた3人登場。
小さな郵便局は、一瞬で「臨時派出所」状態に。

私服刑事はいないものの、おじさん警察官はその不自然な位置のイスに座っている女性に話しかけている。

「お!もしや、これは、何かの事件では!!!」

ちょっと野次馬なワタシが脳内に登場。
平静を装いつつ、そちらに視線を送らないようにしつつ、全身の感覚で「事件」を確かめようとしてみる。

犯人逮捕の場面にしては、職員も警察官もえらく穏やか。
「お手柄!!  町の郵便局員」と地方欄に見出しが出そうなおっとりした局員さんも腰低く女性と話している。。
くだんの女性もいたっておちついていて、なおかつ上品で優しそう。

なんか、チガウ???

すると、女性と同年代の男性が登場。
「お!!これが被害者か?!
なんだなんだ、男女のもつれか詐欺事件か??」
妄想がふくらみ、2時間ドラマの帝王:船越栄一郎が登場するのではないかと入り口をうかがってしまう。

しかしその男性は頭を下げつつ、事情を説明している。
刑事「で、ご主人は通帳の紛失届けを昨日出したんですね」
男性「そうです。」
刑事「それで、その通帳は?」
男性「今朝になって、見つかりました。それで・・・・」
女性「それで、お金の引き出しは無理だろうから、通帳記帳だけと思って・・・」
刑事「それで奥さんはATMに通帳を入れたわけですね」
女性「そうなんです」
男性「もうっ・・・・・・」
郵便局員「紛失届けの出されている通帳をATMに入れると、自動的に警察に通報されるシステムなんで・・・・」

とまぁ、身内のうっかりで、警視庁から5人も出動したわけです。

刑事「じゃあ、ここで話すのもなんなんで・・・・」
とうっかり夫婦と5人のデカは局を後にしました。

人生初の犯人逮捕劇 かと思ったけど、とんだ勘違いでした。

それにしても、紛失・盗難届け後のシステムはしっかりしてますね~。


そういう私も、実は通帳紛失で手続き中。
コールセンターに電話して、局で印鑑押して手続きして、通帳の再発行には2~3週間。
直接、郵送されてくるそうです。

長期旅行の前に、通帳と印鑑を別々の場所にしまいこんで、結局、どこに入れたか分からなくなるという 『一人宝探しでギブアップ』 というトンマなことをしてしまいました。
せまい家なのに・・・・・・。

皆様も、お気をつけ下さい。