大寒波～。
でも、気温をきくと、中欧・東欧を旅行していたときと同じ。
やっぱり、何でも、慣れですね。
でも、凍りそうな雨は一番やっかいです。
まだ雪のほうがそれほど濡れないので、二次被害が防げます。
さて、旅の続き。
11月21日金曜日
ドナウ川の流れ。
宿探しに苦労したソンバトヘイから列車に乗り込む。
南米旅行中に、違う行き先の飛行機の中にまで入ってしまい、座る直前にスッチーに「あ、チケットちがう」と言われた経験があるため、今回は、駅員にも列車の行き先を尋ね、近くの席の乗客にも尋ねた。
ホームから列車に乗り込むときに、ドアにガシャリとはさまれ、痛いを思いをしてしまった・・・。
EC特急の車両で快適な3時間。お昼にはハンガリーの首都ブダペストに到着。
ドナウ川が町の中心を流れ、ブダ地区とペスト地区に分けられる。
ドナウの真珠とも、ドナウのバラとも称えられるほど美しいという。
期待しながらホームに降り立つ。
まずは本日の宿探し。
駅のインフォメーションへ行くと、入り口の前に宿の客引きが怪しげな日本語で呼びかけてくる。
客引きとの交渉は面倒くさいので、無視してインフォメーションに入る。
MAPをもらい教えてもらったユースホステルまで歩く。霧雨が小降りになり、本降り手前で宿に到着。
入り口は小さいが部屋数・BED数はかなり多い。
HOSTEL MALCOPORO ホステル・マルコポーロ
HPはこちら
ブダペスト東駅から徒歩15分。地下鉄駅からだと3分。便利な場所です。
12人ドミトリーで冬季で13～15ユーロでした。
ブダペストといえば温泉！！
ということで、歩き方に紹介されている温泉にGO!
しかし、情報は1年で変わります。女性専用日・男性専用日・共同の日は歩き方の掲載内容とは全然違い・・・・・・。
最初に行ったキラーイ温泉は女性はダメな日でした。
ハンガリー語しか通じない受付のおばさんは、外の貼り紙（男女の入浴占有日一覧表）を見れというばかりでコワイし、駅のインフォでもらった地図と温泉施設の一覧表を見せて、今日はどこで女性は入浴できるのか？とジェスチャーしても、怖い顔して私を貼り紙のところに引っ張ってゆくだけ。
とにかく、おばちゃん、コワイ。
あんまりしつこく言うと、服でも脱がされそうだぁ。
出鼻をくじかれ、テンション下がりっぱなしの上に雨降ってるし寒いし、途方にくれそうになる。
ここで、負けちゃ、だめよ！
と一人二役で自分を励まし、
「ヨーロッパ最大級、市民のアミューズメント的な温泉施設」
というセーチェニ温泉へ行くことに作戦変更。
毎日が混浴デーのはずだから、水着で入れば問題ないも～ん。
張り切って地下鉄に乗り、目的地へ急行。
人が並んでいる入り口から私も入る。しばらく並んでいると、にこやかな青年がカタコトの英語で話しかけてくるが意味がわからない。何か紙を私に見せている。
「？？？？？？」
外国人が珍しくて声をかけてるのか？と思いきや、全然かみ合わない私たちの会話を聞いていたおばさんがクルリと振り返り、英語で
「この窓口は、お医者さんの診断書を持っている人専用なの。みんな治療で温泉に入るの。観光客は別の窓口なのよ」と。
ほうほう。なるほどね。
ハンガリーの温泉も、日本と同様に、湯治として利用されているのだ。
一人でスパワールドってのも、ちょっと淋しい・・・・・。たいがい友だち同士か、家族、恋人。
ということで、ここでも一人二役。
「わっ、サムっ」 「ほんま、さむいわ」「ここ、あいてるかな」「あ、あいてるわ」と単なる繰り返しなのか、相槌なのかわからない独り言をオンパレードしてしまう。
水着に着替え、まずは屋外の温泉へ。
湯温もいくつかあるけれど、日本人には40度以上が必要。ザンネンながら日本の温泉なみに熱いのはないようだ。
屋外の温泉とはいえ、円形にぐるぐると流れが作られていたり（流れるプールみたい）、完全に温水プールだったり、水深が150センチだったりバリエーションも豊富。
ただし、お湯から出ると、気温３度の冷気が一気に襲ってくる。
小走りで次のお風呂を目指す。
それにしても、冬空に湯気がもうもうとたちこめる巨大な入浴プールを見てると、なんで、こんな寒いときに水着きて、老いも若きも露天風呂に入ってはしゃいでいるのだろうか・・・・・と不思議な気持ちになる。
もちろん室内だって温泉が充実している。
基本的に湯温は日本人的にはぬるめだけれど、その分たくさんのお風呂に入れるし、長時間使っていられる。
結局、サウナにも入り、水風呂で悲鳴もあげ、流れるプールからあまりの水流で外に出られなくなったりして、ちょっと自分的危機も感じたけど、体の芯までポッカポカになりました。
滞在時間 3時間。 一人でお風呂に3時間って・・・・。