ちょヨーロ8 クーセグ@ハンガリー | 旅と生活の備忘録

旅と生活の備忘録

生活と旅の備忘録。

明日は2009年の仕事始め。
頭の体操がてら、少々仕事の書類を整理し、はぁとため息をつく。
ハケンの品格でも言ってました「働くことは、生きること」。
そうです、しっかり働こう!(そして旅に出よう!オウっ)

さて、旅のつづき

11月19日~20日
ショプロンからローカルバスでクーセグへ。
昼過ぎのバスのせいか、帰宅途中の学生ばかり。降りたり乗ってきたり、生活の足という風情のバスだ。20分ほどで『田舎』という景色が広がる。一面、畑だ。収穫を終えたジャガイモが畑のはしっこに山となって積まれている。
1時間半でクーセグに到着。

クーセグは「ハンガリーで最も美しく、最も小さい」といわれる町だそうだ。
オスマントルコの攻撃から生き残った中世の町並みが息づいている。

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ディズニーランドのシンデレラ城か?(小さな街にオドロキの大きさ・中央教会)



城壁をくぐってすぐのインフォメーションで宿を尋ねる。
シーズンオフというのは、恐ろしい。歩き方の宿情報では間に合わない。行った先がCLOSEDでは、背中の荷物の重さが倍になる。
インフォメーションのお姉さんはキレイなうえに親切。
幸い、インフォメーションから10メートルほどの雑貨&アクセサリーショップの2階が宿になっているのでそこに行くことに。ショップが受付をかねているらしく、店内で尋ねるが全く英語が通じず。
とりあえず、「ホテル?いくらですか?」をハンガリー語で言うとおばさんはニッコリして「な~んだ、ハンガリー語わかるの?それじゃぁ、*****×××・・・・・」とぺらぺらとしゃべりだす。
ワタシが「ノーノー」と両手を挙げて苦笑い。
ということで、値段を紙に書き、オーナーに電話している様子。
3分ほどでオーナーのおばちゃんが登場。多少の英語が通じる。
部屋に通されると、寝室よりもバス・トイレが広いというおもしろい造り。寝室3畳・バストイレ6畳という感じか。

町は本当に小さくてかわいらしい。
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13世紀に建てられたユリシチ城は、レンガ色の屋根と立派な塔がある。でも、曇り空と午後の暗さでなんかちょっとコワイ。

英雄の門は、馬に乗って通るときに頭をぶつけないか心配。
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下校時間を過ぎると、人通りがなくなる。静かだなぁ。

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青空にそびえる中央教会もいいけど、夕焼けバックもきれい。

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左が聖ヤコブ教会、右が聖イムレ教会。
ヤコブ教会はクーセグで最古の教会。教会の中に入ると右前方の壁にフレスコ画がある。「黒死病におびえる人々にマントを差し出す聖女が描かれている、これが必見!」と歩き方にはある。
日曜の礼拝時以外は礼拝堂には入れず、扉近くの柵越しの見学になる。
見ると古く損傷も激しい。医学が発展途上だった時代には、祈ることしかできなかったのだろう。

街燈がオレンジ色に灯る中、スーパーでパンや果物、水などを買い宿へ戻る。
夜が長い。旅の予定がほとんど空白のままなので、ガイドブックとにらめっこしながらルートを決める。
予想以上にシーズンオフというのが影響しそうだ。