花束 ~そろもん日和20~ | 旅と生活の備忘録

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夢中で絵を描くポッセとエディパイ

12月10日(日)
昨日からのどが痛く、風邪っぽい。
夏風邪がやっかいなのと同じで、南国で風邪をひいたらやっかいそうだ。
暑いからだけでなく、最近マラリアを発症してる子供も多いし、体力が落ちているとどんな病気がやってくるかわからない。
とにかくゆっくりと静養。

それでも、トイレは待っていても家には来てくれない。
川まで歩いてゆく。
ついでに洗濯も。
途中で会う村人たちに 「風邪は大丈夫か?」「病気は治ったか?」と心配そうに聞かれる。
家に帰ると、ポッセとエディパイがやってきた。いつもはドタバタと走り回るやんちゃなガキンチョだけど、今日はいつもと違う。
一旦顔を出すと、すぐに居なくなった。
もどってくると、二人の両手には花がいっぱい。
庭や森に生えているハイビスカスなどをの花をどっさりと持ってきてくれた。彼らなりの優しさであり、いたわりの気持ち。
花瓶になりそうな容器も持ってきて、水も汲んできてくれた。
ふたりは何か相談すると、また たぁ~~~っと出かけていってしまう。
私は二人の気持ちのお礼に、もってきてくれた花の絵を描いた。
ポッセとエディパイが戻ってきた。今度は両手に、レモンとスターフルーツ、アプチェなどの果物を持って。

嬉しくて、さっき描いた絵を二人にプレゼントすると、なぜだか、裏面に自分も絵を描く と言い出す。
絵の具などを出すと、すごく嬉しそうに絵を描いた。そして、その絵を私に手渡す。
お礼のつもりで自分の絵をあげたのに、返されてしまった。ちょっと苦笑しつつ、二人の描いた絵を受け取る。

またしても二人は、 たぁ~~~~~っと遊びに出かけてしまった。
きっと、浜辺で波乗りしているのだろう。