
おてんば娘のデオルカが踊り狂う
12月7日(木)
相方が、サザエとあわびをとってくる。
この村では、貝類やウロコのない魚、えびなどの甲殻類を食べることは禁忌。
でも、宗教の違う私たちは、こっそり と食べることは大目に見てもらえる。村の兄ちゃんたちは、
「伊勢海老、つってきたぞ」と小声でささやき、闇夜にまぎれて家へ運んできてくれる。
時には、調理のニオイでばれ、じいちゃんばあちゃんにイヤな顔をされることもあるけれど。
あわびと言っても小さい。でもとれたて新鮮。 ゆでてしょうゆをつけて食べる。
秘密の食事のあと、浜辺に下りて雑談の輪に加わる。
デオルカが、腰をくねくねさせる踊りを披露してくれた。
お返しに私も馴染みの盆踊り「一休さん」をひろう。
『すきすき すきすき 好き すき あ~い~して~る』というやつだ。
手をクロスさせて踊るところがなぜだかウケ、デオルカの父 トムソンが一緒に踊る。
坊さんの歌で、クリスチャンが踊っている。
海外では、踊りと歌はコミュニケーション・ツールです。
民謡習いたいなぁ。