散髪屋 ~そろもん日和15~ | 旅と生活の備忘録

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生活と旅の備忘録。

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電気がない。 夜はオイルランプを囲んでしゃべったり、歌ったり。


12月3日(月曜日)

ソロモン諸島では、多くの人がアフロヘアだ。
クルクルふわふわ・・・・・。
髪の毛が伸びることを
「頭が 大きくなる」  と表現する。

今日は、村のちびっ子が髪の毛を切って欲しいと言うので、日ごろ相方の丸刈りに襟足処理としてバリカン協力している私は腕の見せ所!と快諾。
しかし、村にはバリカンなど、ない。
どうするのかと思ったら
「カレンタおばちゃんのうちに良く切れるハサミがあるから借りてくる」と。
裁ちばさみのようなハサミでジョキジョキと切ることに。

子供たちを立たせ、フワフワのアフロヘアにハサミを入れてゆく。
髪型のリクエストは受け付けていないので、髪をつまんでは根元から切ってゆく。

除草 だな、こりゃ。

海岸から吹く風に髪の毛を飛ばされ、私も毛だらけになりながら、ひとり、ふたり、とさばいてゆく。

髪の毛のクセは子供それぞれで、くるくる天然パーマーとは言え、髪の巻き方は全然違う。きれいに丸坊主に仕上がる子もいれば、クセが毛束ごとにうねっていたりすると、ウロコのように仕上がってしまう。剃ってしまうのも直射日光で頭皮がコゲそうで可哀相だし・・・・。

丸坊主の囚人が5人仕上がった。
チビ囚人は、毛だらけのまま川や海へ飛び込み、そのまま遊び場へ脱走。

髪型で子供を認識していたので、しばらく「だれ?」と脳内検索に時間がかかるのでした。