手作り超簡単逆Lデルナー天秤 | 投げ釣り才次郎のブログ

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沼津我入道を主として伊豆半島、駿河湾内でのシロギスをターゲットとした投げ釣りのブログです。

逆Lデルナー 
逆Lデルナー天秤

L型デルナー天秤をそのまま使用しますと時期により、なかなかあたりがとれません。
マスターライズとか競技スペシャル等の高級竿でしたら、かなりのところまであたりはとれますが、貧乏人の私にはとても・とても無理。

キス釣りの醍醐味は、なんと言ってもブルブルと手元に感じるあたりですよね。
このあたりを感じるために、キス釣りをやっていると言っても過言ではありません。

あたりの無いキス釣りなんて、牛肉の入ってなりすき焼きみたい。

そこであたりが取れる逆L型デルナー天秤の製作です。
とっても簡単であたりを感じることの出来る天秤です。


デルナー天秤の軸経(ステンレス部分)は、1ミリで、
軸の長さは、15センチです。

逆Lデルナー軸カット
まず、一つの軸をリングの部分より1センチ下をニッパーでカットします。
(デルナー軸は、15センチですが少し長く感じるため13.5センチにします)

もう一つの軸は、プラスチック部の根本より、カットします。
アームとなる軸をもう少し長くしたい場合は、プラスチック部分をヒーター等で温めキャップを外し、鉛の根本よりカットしますと、13ミリほど長くなります。
(鉛とキャップに傷がついても良いなら、鉛とキャップをプライヤーで挟み回すように引っ張ると簡単に外れますし、プライヤーで挟みつける部分にウエス等をあてがえば、傷は抑えられます)


アーム角度.jpg
カットした長い軸のリング部の反対側をシャーププライヤーで、1センチのところをL型に曲げます。
曲げる角度は、120~130度ぐらいが良いと思います。
(曲げる角度はあたりの感度と仕掛けの絡みの兼ね合いです)


逆Lデルナー半田付け
デルナー天秤の軸にシングルスリープ(銅やステンレスパイプ)をはめ込みます。
スリープのはめ込み後、軸のリングを作ります。
このとき、ラウンド ノーズ プライヤーがあれば、きれいなリングを作れます。

シングルスリープとは、ワイロンやステンレスワイヤーを圧着接続するものです。
内径が2ミリを使用します(NTスイベル製ならサイズMです)
サイズMが無いようでしたら、サイズSをプライヤーで少し挟み楕円にしてください。

アーム部の軸をスリープにはめ込み、半田付けにて上部で固定します。
(少し下のところで固定するなど、あなた自身で試しても良いですね)

半田付けには、ステンレス用のフラックスが必要です。
また、半田は、やになし半田を使用します。

アームと軸の間に、斜交いのステンレス棒を取り付ける方もおられますが、デルナーのアームは1ミリですから、斜交いが無くとも十分な強度があります。

バージョンアップとして、アーム部分を0.8ミリステンレスに変更するとか、形状記憶合金(チタン)を使用するなどがあります。
逆L天秤ですから、効果はよくわかりません。
自身は製作して使用していますが。

ただ、形状記憶合金はチタンですから、半田では固定できません。
ダブルクリップで圧着や専用の接着剤を使用します。
接続強度を保つのは、結構、難しいですよ。
圧着は、より線を前提にしていますから、堅いチタンなどの単線は、
なかなか大変。
 
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