シンガー モナミヌウ SC-200 糸が天びん付近に絡んだミシンをお預かりしました。
シンガーの現行機種です。
自動糸調子、自動糸切り、全自動ボタンホールなど機能も充実していて、ネット通販などでよく売れている機種です。
前面カバーを取り外したところでホコリがぽろりと落ちてきました。
よくご使用のようです。
ホコリ取りは後回しに・・・・・
糸が絡んでいる部分を確認する為、糸調子ダイヤルと天びんカバーを取り外します。
天びん部分に糸が絡んでいました。
通常このように絡む場合は、糸が切れた状態で10針以上動いていたと思われます。
すぐに止めれば絡まないのですが・・・・・
針棒付近もホコリがたくさん溜まっています。
カマの下部分です。
分かりにくいのですが、これホコリです。コンプレッサーで飛ばしたのですが、下の回転軸に絡み付いています。
ピンセットを使い取り出しました。
針棒とカマのタイミングを確認したところ、カマの剣先が遅いようで、カマを早く回すようにするか、針棒を下げるか・・・・・
カマは送りと連動しているため、釜ズレする時は送りもズレていますが
今回のミシンはカマでは無いような・・・・・
レンチを差し込んでいる部分が、針棒を止めているネジです。
通常は、きつく締まっているのですが、簡単に緩んでしまいました。
針棒がズレていたようです。
針が左に落ちるようにしてカマの剣先が、針穴の上1.5ミリくらい上を通過するように合わせます。(メーカーや型式などで若干違います)
これで、糸切れも改善するでしょう。
よくご使用でしたので、確かめずに糸切りメスも交換しました。
糸切り装置部分です。
矢印の先にフエルトみたいなブラシがあります。これは糸を切った後、下糸が鳥の巣状にならないように下糸を保持する部分です。
ホコリと勘違いして、ピンセットなどで取り外さないでください。
糸切れや糸が絡む原因と思われる針とカマのタイミング、内部のホコリの除去、注油を行い試し縫いを繰り返し、問題なく縫え修理完了です。
これぐらいホコリの量が多いと職業用ミシンとほぼ同じ使用量かそれ以上と思われます。
油が差せない家庭用ミシンでは、トラブルや不具合が頻繁に起こってしまい、ミシンの寿命も早くなってしまいます。
毎日ご使用や、頻繁に連続で2~3時間お使いになる場合は、油の差せる職業用ミシンをオススメします。
今日もマニアックなミシンの修理ブログを見て頂きありがとうございます。











