シンガーアプリコット 9700 動かないミシンを預かりました。
自動糸調子のコンピューターミシンで15年~20年くらい前の機種です。 販売価格は25万~30万円くらいで売られていたようです。
ミシンセンターグループのみで販売されていました。
ひらがな、アルファベットなどが縫え、自動糸切り付きで液晶パネル仕様になっています。
針棒クランクが悪くなり、動かない修理がよくありまして、今回も同じ症状です。
はずみ車の回転運動を針の上下運動に変換するパーツになります。
取り外している画像ですが、ちょっと手こずっています。
針棒クランク(右)が固着していましたので、取り外して研磨します。(交換した方が早いのですが)
クランクの内側をヤスリで削りますが、目が粗いヤスリだと内部がキズだらけになって、すぐに動かなくなります。使い古したヤスリを使います。 きれいに磨き上げた後、組み立てました。
カマの下部分です。 中央のギアがカマを回転させます。右側のカーブしたパーツが送り歯を動かします。左の白い樹脂が糸切りカムで、作動メスを動かします。
前面カバーを取り外した画像です。制御基板も大きのが取り付けてあります。最近のミシンと違いしっかりとしたボディにパーツが取り付けてあり、現在では見られなくなってきました。
モーターとその下が電源基板です。
内部はきれいな状態で簡単にホコリを取り、注油を行いました。
上から撮った画像です。中央の白いローラーがありますが、糸掛けすると2つのローラーの中に糸が挟まりローラーで糸を送り出します。
ここに糸が絡んでいたりしますが、このミシンは問題なく回転していました。
外装を拭き上げ、試し縫いも問題なく縫え修理完了です。
今回の修理ミシンは、あまりご使用ではなく、グリスとパーツの経年劣化により動かなくなっていました。
油を差すだけでも動き出す事がありますが、根本的な修理ではありません。パーツを交換するか、研磨が必要です。
研磨すれば、再修理はありませんが、簡単に油を差して動いても汚れが取れない為、再度動かなくなる事が多いようです。
全体の点検も行いましたので、しばらくは快調に動いてくれるでしょう。






