この世には、言わないと分からない人たちがいる | 92のブログ

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テレビのニュースで、

万引きをGメンが捕まえて尋問し、

警察に引き渡すまでの

映像を見せるコーナーがあった。


俺が気になったのは、

そのコーナーが終わった時だ。


ニュースキャスターは

その万引きGメンの話について

良いも悪いも言わないどころか

何事もなかったかのように一言もコメントしない。


つまり、

見てる人によっては、

万引きを悪いと思えない人たちも

出てくるかもしれない、ということだ。

こういうのはハッキリ「悪い」と

言わなければダメだ。

この世には、

ハッキリ言わないと何も分からない人たちがいる。

「言わなくても分かるだろ」

じゃダメなワケ。

世の中、利口な人間ばかりじゃない。

とてつもなく馬鹿な奴らもいるんだ。


ニュースキャスターが

犯罪を「悪い」「犯罪は悪だからやってはダメ」

と言わないと、

「ああ、こういう生き方もあるのか。

 俺もやってみようかな」

になる可能性だってあるワケ。

それじゃあ、

テレビのニュースは単なる犯罪カタログであり、

犯罪の説明・紹介・斡旋番組に

なってしまうワケよ。


昔はニュースステーションの久米さんとか

顔真っ赤にして「この犯罪は許せない」とか

「酷い」「最低ですね」みたいに

ちゃんと犯罪に対する私見を

ハッキリ分かりやすく述べていた。


今はコンプライアンスが邪魔して

テレビで言いたいことも言えない。

しかし、

もし仮にコンプライアンスのせいで

善悪の判断の私見も言えないんだとしたら、

そんなコンプライアンスは無い方がマシ、

いやむしろそのコンプライアンスの存在が悪だ。

必要ない。


もっとテレビを

根本から考え直した方がいいんじゃないかね?