腎臓結石除去手術の入院 1回目 | 92のブログ

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腎臓結石の除去手術のため、

3泊4日の短期入院をしました。


最初は、今年の1月の会社の健康診断で、

「腎臓が肥大化している」

と指摘され、結果表に「腎盂肥大」と書かれたのが

そもそもの入院のきっかけでした。


もともと腎臓結石はもう10年くらい前から

あることは知ってました。

最初に腎臓結石による痛みを味わった時は

もう激痛で死ぬんじゃないかと思いました。

原因が何かも分からなかったし、

仕事中に左の腰あたりが急に痛み始め、

油汗を流しながら早退をお願いし、

自力で電車に乗って帰りましたが、

中には救急車を呼ぶ人もいるくらいの

かなりの激痛でした。


ここ5年は定期的に腎臓結石の痛みに悩まされ

その度に病院に行くんですが、

腎臓結石ってのは腎臓にあっても、

あるだけなら別に問題は無いんです。

その石が落ちてくると、

腎臓に痛みが発生したり、

尿管で引っ掛かって尿管結石になって

痛みが発生したりするんですね。


なので、

俺は腎臓に結石があるのは知ってても

とくに除去しようとは思ってませんでした。


ところが、今回は

腎臓の出口あたりを石が塞ぐ形で居座ってしまい、

尿が出づらくなって腎臓が肥大化し始めたらしく

医者は即「手術入院が必要です」と

言い切りました。


ちなみに、

腎臓結石というのは

基本的にサイズが10mmを超えなければ

自然排出の可能性があるんですね。

ところが、

俺の石は14mmだったので

もう手術で除去するしかありませんでした。

また、

その14mmの石以外にも2個石があって、

その2個も7mm、5mmとかなりの大きさでした。

なので、

もう手術しないとダメだということになりました。


まずは2月に

日帰りの手術を受けることになりました。

ステントという金属製の管を

腎臓から膀胱にかけて入れて

出にくくなってる尿を通す道を作る

いわば応急処置的な手術ということでした。

部分麻酔で30分くらいの手術で、

手術自体はとくに痛みも感じず

すぐに終わりました。

が、

ステントを入れてからは行動に制限がかかり、

30分以上の外出はダメとか、

激しいスポーツはダメとか、

血尿が酷い時は風呂はシャワーのみで

湯船に浸かるのはダメとか、

性行為はダメとか……。


なので、

そこからの生活はもうずっとどこにも出掛けない

自宅でばかりの生活になりました。

幸い仕事はテレワークなので、

会社は休まずに過ごせましたが、

土日にいつも東京に遊びに行ってたのは無くなり

行ける場所といえば、

ウチから一番近いコンビニくらいでした。


で、まずは4月23日〜26日まで入院。

入院初日はとくに何もせず、

午前10時半に入院したら、

やることと言ったら

昼メシと晩メシを食べて夜9時に下剤を飲むだけ。


24日は手術の日ですが、

手術は午後3時からなので、

やることは午前中に点滴を始めることと

昨晩に下剤を飲んだので

ウンコをちゃんと出すくらい。

当然ながら、手術当日は食事は朝から晩まで無し。

午後2時くらいに、

急に手術の時間が早まったことを

看護師さんから伝えられ、

慌てて用意して、2時半から手術開始。

全身麻酔なので、麻酔が効いたら

あとは何も感じないまま目が覚めて手術終了。

時刻は午後5時半でした。


麻酔が切れた直後は頭が朦朧とし、

記憶も曖昧になります。

喋ったことは憶えてても

何を喋ったか内容はほぼ憶えてません。

ただ、

医者から

「石が固くて破壊するのに時間がかかり、

 石の居場所も奥まった位置にあったから

 今回の手術では除去しきれなかった」

と言われたことだけは鮮明に憶えてます。

ああ、また入院するのか、

と頭の中でつぶやいてましたね。


で、病室に戻ってからは

まだチンコの先から管が入りっぱなしの状態なので

身動きはできないどころか寝返りもダメ。

当然、食事もできません。

トイレは、おしっこは管から垂れ流し。

何も食事をしてないし昨晩に下剤を飲んでるので

ウンコはまったく出ません。

その日は午後9時の消灯から明け方の4時くらいまで

看護師さんが尿の出具合や色味チェック、

点滴なんかの確認のために

1時間に1回くらい病室に来てました。

看護師さんは大変だなぁ、と思いました。


翌朝から食事が再開。

ただ、まだチンコに管が刺さったまま。

左手は点滴。

食べづらい状態の食事なのでメニューも少なめ。

消化の良い物ばかりでした。


午前中に管が取れ、歩行練習。

管が取れたあとのおしっこはトイレに流さず

すべて容器に入れて保管します。

色や石が出てるかを観察するためです。

容器には網がかかってて、石はそこに残ります。

これ、意外と面倒くさいです。

つい便座に座ってしまって、

慌てて採取用のビーカーにしたりして。


夜に点滴が取れ、

ようやく自由になれたなって思えます。

点滴棒は、行動意欲を削ぎますね。


最終日は、午前10時くらいの退院時間まで

とくに何もありません。

先生が最後の回診を行い、看護師さんが挨拶に来て

入院費の明細を貰ったら、

あとは支払いを済ませて終わりです。


終わりましたが、

すでに2回目の入院が決まってるため

退院しても終わった感じがしませんでしたね。

また2週間後には入院前検査があるし、

1ヶ月後にまた同じ入院生活を繰り返さないと

いけないのかぁ、という思いの方が強かったなぁ。


で、入院2回目に続きます。