今年のM−1グランプリは…… | 92のブログ

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今年のM−1グランプリが終わった。


今年も敗者復活から見てたけど、

本戦決勝も含めて

大爆笑は一回も無かったな、俺。


去年は、3本のネタで大爆笑したんだよね。

それが、

さや香の1本目の「免許奉納」ネタと

ウエストランドの2本のネタの両方。


今年は、10組終わった時点で

俺の中の採点も実際の順位と微妙に違ってたし

ちょい笑いがいくつかあったけど

爆笑とか笑いの爆発は無かった。


最後のファイナル3組のネタも、

俺はヤーレンズが優勝だと思ったら、違ってた。

こう言ったらナンだけど、

今年のM−1は歴代で2番目くらいに

パッとしない大会だったな、というのが

俺の率直な感想。

ちなみに、

俺の中で過去一番パッとしなかったのが

とろサーモンが優勝した2017年大会(笑)

実際、とろサーモンはその後消えたよね……。

久保田は一人で頑張ってるけど。


まあ、ファイナリストの年齢層が低くなり、

今年あたりが世代交代の転換点だった気はするね。

で、

M−1グランプリ優勝者は

優勝したら参加しなくなるのがほとんどだから

毎年新顔が出てくるのは当然だよね。


ただ、

優勝して抜けていっても、

まだこれだけのレベルを維持できてるってのが

凄いよね、M−1って。

やっぱ優勝賞金1000万円というインパクトと

その後の仕事の増加量が最大の魅力だよね。

まさにジャパニーズドリーム。


まあ正直、俺は

今年のM−1で大爆笑は一回も無かったけど、

8540組ものお笑い芸人が

毎年ここを目指して

日々お笑いのネタを考えているんだと思うと、

大爆笑が無くてもそれはそれで同情しちゃうよね。

ああ、

お笑い一筋で生きている人達が1年間考えてきても

このくらいの笑いしか取れないんだ……。

そう思うと、

人を笑わせることがどんだけ難しいかを

感じざるを得ない。


だからこそ、この大会が廃れるわけがないよね。

優勝者が大会から抜けていってもさ、

まだこんなにみんなが

必死になって努力してるんだから。

サイクルとして健全だと思う。


あと、M−1が凄いところは

優勝してなくても

その後に売れる芸人がいるってところ。

オードリーや千鳥、ニューヨークなんかは

それまでもそこそこ売れてたけど

爪痕を残したら一気に売れたよね。


今年の中で爪痕を残したのは、

ヤーレンズとモグライダーかな。

敗者復活ではママタルトとナイチンゲールダンス。

俺はこの4組は十分爪痕を残したと思う。


また来年まで1年間、

8000組以上のお笑い芸人たちが

4分のネタをたった2本考えるために、

どんだけ必死に生きていくんだろう、と思うと

島田紳助はなんてモノを日本に残していったんだ、

とつくづく思う。