まだゴッホ情報が新鮮なうちに、少しルートを変更し、先にゴッホ関連の観光の記録を……。
夏の庭園→古代劇場→円形闘技場→
フォーラム広場(夜のカフェテラス)→
サン・トロフィーム教会→
エスパス・ヴァン・ゴッホ(アルルの病院の庭)
夜のカフェテラス
ここが、ゴッホの絵のモデルとなった場所。
黄色い建物が印象的。(*^ω^*)
可愛らしい雰囲気!
ゴッホが描いたカフェの絵は、初めて黒をあまり使わずに描いたと言われている。
夜空にはキラキラと輝く花のような星。
ゴッホが描いた夜の絵は他にもたくさんある。夜を描く画家はこの当時珍しかったよう。
この建物もオシャレ。(*^∀^)
フォーラム広場
カフェの反対側にある。
この銅像は、詩人の「フレデリック・ミストラル」。
この広場の近くに何件かカフェやレストランがあるけど、中でも黄色いこのカフェが目立ってる。(*^ ∪ ^)/☆
この「夜のカフェテラス」は映画、名探偵コナンの探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)にも登場したらしい。
他にも「ひまわり」は、2015年の映画、業火の向日葵に使われているよう。
この映画を観ていない自分が言うのも、申し訳ないけど、こうやってこの映画を機会に、ゴッホの存在を知る人もいるだろうし、興味を持つ人がいるかもしれない。
純粋に映画を楽しむのは勿論。
だけど、どのようにゴッホの絵が使われているか…と言う視点で観るのもいいかもしれない。(°▽°*)))
続いて…
エスパス・ヴァン・ゴッホ
「アルルの病院の庭」
ここは、サン・ミレ精神病院の病室から見た風景を元にされている。
1989年に総合文化センターという形でオープンした。
広い敷地内には、図書館、メディア資料館、翻訳学校、大学センター研究者の為の宿泊施設、多目的展示会場などがある。
中庭は、ゴッホが100年前に描いた姿が、そのまま再現され、色取り取りの花々が咲いている。
「まるで、彼のパレットのように。」
この文章がすごく素敵だと思った。
ゴッホは精神病院で生活する中で、他の精神患者を目にしている。
錯乱したり、発作が起こる事も度々あったゴッホ。
安定している時は、普通の精神状態だった訳で、精神異常の患者を目にする事を、怯えてたと言う。
もしかしたら、将来の自分と重ね合わせ、怯えていたのかもしれない、と思うと、この頃ゴッホが描いた絵に見入ってしまう。
他にも、ゴッホが描いた絵で有名な絵がある。
星月夜 ‐糸杉と村‐
これは自分も結構好きな絵で、子どもの頃教科書で見た時は、特に何も思わなかったのに、ゴッホ人生を背景に交え改めて見ると、やはり違って見える。
ゴッホはこの絵を、弟テオに送る。
星月夜を目にしたテオは、この作品の美しさに息を呑んだと言う。
素晴らしい絵だ。
と絶賛するも、テオはゴッホの体が心配だったよう…
「この絵を完成させるまでに、一体何処まで自分を追い詰めたのだろう…
仕事に没頭し過ぎるあまり、いつか必ず身体を壊してしまう。
それが、心配でたまらない…」
この頃ゴッホは、錯乱する自分を恐れ、逃げるように絵を描いていた。
この絵は、療養中、鉄格子から見た風景をモチーフにしている。
黒々とうねる糸杉は死を意味し、星は命の象徴。
この絵の中央の村と教会は、ゴッホが想像力を駆使して描いたもの。
ゴーギャンとの共同生活で得た物を、着実に自分のものにし、それを生かす術を持っているゴッホ。
流石!!( *´_ゝ`。)
ゴッホの事について、長く記録したけど、今更だけど、特別好きと言う訳じゃなかった……。(‐‐。)
きっかけは、ゴッホの耳切り事件を聞いて、こんな事するなんて、一体どんな人なの!?
と、興味を持ったから!
きっかけは何にせよ、ゴッホについて色々勉強出来て良かった…
そして、弟のテオと共に、安らかに眠って欲しい…
今は心からそう思える…。