ある程度の年齢になると、
こんな言葉を耳にすることがあります。
「特に欲しいものはありません」
「今のままで十分です」
「別に困っていません」
もちろん、それは本音かもしれません。
仕事もある。
収入もある。
住む場所もある。
大きな問題もない。
若い頃のように、
「あれが欲しい」
「これが欲しい」
と思うことも少なくなっていきます。
でも、本当にそうなのでしょうか。
本当に欲しいものが
なくなったのでしょうか。
それとも、
毎日の忙しさの中で、
「自分は本当は何を望んでいるのか」
を考えなくなっただけなのでしょうか。
「こうなりたい」が人生を動かす
人生が前へ進むときには
共通点があります。
それは、
「こうなりたい」
という気持ちです。
こんな人生を送りたい。
こんな自分になりたい。
こんな仕事がしたい。
こんな人と生きたい。
そんな思いがあるから、
人は学び、行動し、
成長していきます。
どんな未来を手に入れたいのか。
どんな人生を送りたいのか。
それを明確にすることが大切なのです。
欲しいものがなくなったわけではない
若い頃は、
欲しいものがたくさんありました。
仕事で成功したい。
もっと成長したい。
理想の人生を生きたい。
だから頑張れたし、
挑戦できた。
ところが年齢を重ねると、
失敗も経験します。
思い通りにならないことも知ります。
傷つくこともあります。
すると少しずつ、
自分を守ることを覚えます。
期待しすぎない。
望みすぎない。
夢を見すぎない。
その方が楽だからです。
でも、
欲しいものがなくなった
わけではありません。
欲しいものを言葉にしなくなった
だけかもしれないのです。
問題は「欲しいものがないこと」ではない
本当の問題は、
欲しいものがないこと
ではありません。
欲しいものを
具体的な言葉にしていないことです。
例えば、
「もっと豊かになりたい」
と思っていても、
それが何を意味しているのかが
曖昧なままでは、行動は変わりません。
収入を増やしたいのか。
自由な時間が欲しいのか。
好きな仕事をしたいのか。
家族との時間を増やしたいのか。
言葉になって初めて、
人は行動できるようになります。
人生が動き出すのは、
欲望を言葉にしたときなのです。
「私の欲望リスト」を作ってみる
そこでおすすめしたいのが、
「私の欲望リスト」
を作ることです。
ただし、
欲しい物を思いつくまま
書くだけではありません。
40代以降の人生設計では、
まず未来の自分を描くことから
始めるのがおすすめです。
たとえば40代なら、
50歳の自分を想像してみる。
どんな仕事をしているだろう。
誰と過ごしているだろう。
どこに住んでいるだろう。
どんな休日を過ごしているだろう。
どんな人間関係に囲まれているだろう。
どんな毎日を生きているだろう。
まずは理想の50歳を描いてみるのです。
例えば、
・ 好きな仕事を続けていたい
・ 夫婦で旅行を楽しめる関係でいたい
・ お金の心配なく暮らしたい
・ 健康に好きな場所へ行ける体力を持っていたい
・ 誰かの役に立てる仕事をしていたい
どんな内容でも構いません。
大切なのは、
実現できるかどうかを
考えることではなく、
自分が本当は何を望んでいるのかを
明確にすることです。
欲望リストは人生の設計図になる
前回の記事で、
人生が停滞したのではなく、
握りしめている地図が
古くなっているだけかもしれない、
という話を書きました。
だとしたら、
新しい人生の地図を描くためには、
まず行き先を決める必要があります。
そして、
その行き先こそが、
「こうなりたい」
という思いです。
欲望リストは、
単なる願望の一覧ではありません。
これからの人生の設計図なのです。
まずは遠慮せずに望んでみる
もし今、
「欲しいものが分からない」
と感じているなら、
ぜひ一度、
紙に書き出してみてください。
遠慮せずに望む。
遠慮せずに夢を見る。
遠慮せずに本音を書く。
大切なのは、
正しい答えを見つけることではありません。
自分が本当に望んでいる未来を
知ることです。
欲しいものがなくなったのでは
ありません。
言葉にしなくなっただけ
かもしれないのです。
だからこそ、
まずは50歳の自分を描いてみる。
本当はどんな人生を生きたいのか。
何を手に入れたいのか。
どんな人でありたいのか。
その答えを言葉にしたとき、
人生は少しずつ動き始めるのかもしれません。
