まぐろ漁業との出会い | 俺はShattered

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50歳を過ぎて、「この調子なら100歳まで」と思っていたら、とんでもない苦境が待っていた。そこをくじけずに、生き延びようとする哀れで滑稽で笑止千万な人生の「後半部分」を再構成するシュールで決定的で虚無的なアメブロ。

もともと僕の父は「和菓子屋」の長男だった。

だが父は、「和菓子屋」が大嫌いだった。
それは父が小学生の頃、学校から帰って来ると、
売れ残りの「和菓子」を売りに行かされ、
夜になっても、暗くなっても、
売り切るまでは家に帰れなかったというからだ。

和菓子と言っても昔は「餅屋」だったらしい。
朝も暗い内から、餅米を研いで、ぺったんぺったんして、
日が昇る頃、できていなければ、
商売にならなかったという。

父はそれがイヤで、学校を卒業したら、
営林署に勤めたと言う。
そうすると山の中を歩いていたら、
あるとき「うるし」にまけて、
全身が腫れ上がり、死にそうなめにあったらしい。

それで「山がダメなら、海があるさ」と
ある網元を尋ねてそこに丁稚奉公を始めたら、
戦争が始まり、満州に行かされ、ついには
シベリアまで行ってしまったのである。

シベリアのソ連軍の捕虜になり、
すっかり共産化して、戦後3年経過して帰国したらしい。
日本に帰ってきて、共産主義をぶち上げ、
街頭演説をして全国を行脚したらしい。

そのとき、まだ俺はこの世にいない。