毎年恒例のイベント「愛顔（えがお）感動ものがたり」が
今年で10周年を迎えた。
全国から応募のあった「800字に込めた感動のエピソード」や
「一瞬にかけた愛顔（えがお）の写真」が 毎年 私たちに
大きな感動を与えてくれている。
オープニングは 愛媛県出身のトワエモア（芥川さん）の
歌声で「この街で」が披露された。
この歌は 2000年に「21世紀に残したいことば」を募集する
イベントの中で 松山市長賞を受賞した
恋し 結婚し 母になったこの街で
おばあちゃんになりたい
という作品から生まれた歌である。
その後 芥川賞作家の新井満氏の作詞作曲により CD化され
以来ずっと 愛媛県民の愛唱歌として根付いている。
ゆったりとしたメロディに 愛媛の穏やかな自然が 映画の
背景のように浮かんでくる。
優しい歌詞が心に染みて いつ聴いても目頭が熱くなる。
在職中は参加できなかったこの場所にいることが
心底うれしく 夢のような時間を過ごすことができた。
今は亡き 新井満さんの後を引き継いでくださった
審査委員長のイッセー尾形さんの奥深いお話。
紺野美沙子さんや 水樹奈々さん（愛媛県出身）たちの
胸に迫る作品の朗読や 受賞者の皆さんとのトーク。
神野（こうの）紗希さん（愛媛県出身）の俳人としての視点。
人懐っこい中村時弘愛媛県知事もマイクを握った
出演者全員での「この街で」の大合唱。
すべてが温かく 愛顔（えがお）と涙に満ちあふれていた。
やっぱり ふるさと愛媛が 私は大好きだ。
この街で
この街で 生まれ この街で 育ち
この街で 出会いました あなたと この街で
この街で 恋し この街で 結ばれ
この街で お母さんになりました この街で
あなたの すぐそばに いつもわたし
わたしの すぐそばに いつもあなた
この街で いつか おばあちゃんに なりたい
おじいちゃんに なったあなたと 歩いて ゆきたい
坂の上に ひろがる 青い空
白い雲が ひとつ 浮かんでる
あの雲を 追いかけ 夢を 追いかけて
よろこびも かなしみも あなたと この街で
この街で いつか おばあちゃんに なりたい
おじいちゃんに なったあなたと 歩いて ゆきたい
この街で いつか おじいちゃんに なりたい
おばあちゃんに なったあなたと 歩いて ゆきたい
いつまでも 好きなあなたと 歩いて ゆきたい