2月28日（水）
大好きなドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダさんと
ネイリストのKIRAさんが 入籍をしたというニュースが
飛び込んできた。
私が LGBTQに興味を持ったのは なにげなく観たYouTubeで
ドリアン（愛情と尊敬の念を込めて あえて呼び捨てに）の
パフォーマンスと人となりを知ったからだ。
ただ 新宿二丁目でゲイとして生きているだけではなかった。
その語り口に漂う上品さと優しさ。
確固たる信念を持ち 「今」を生きることの大切さを
背中で教えてくれるたくましさ。
高学歴を証明してくれる多岐に渡る知識の豊富さ。
いつも違う視点で物事を捉える洞察力の深さ。
映画にも造詣が深く 群を抜くコメント力の高さ。
そして何より歌が素晴らしく 181㎝のイケメンであることも
書き添えたいところだ。
改めて ドリアンの魅力を書き連ねてみたが 気になる方は
ぜひYouTubeやSNSで 確認していただきたい。
KIRA君と暮らしていることは ファンの間では周知の事実
であったが お互いの人生を真剣に見つめ 大切に思い
今回の結論に至ったことが 何よりの喜びである。
ドリアンはゲイであり KIRA君は元女子のトランスジェンダー
だが 戸籍上は女性なので 今回の選択ができたのだ。
少し LGBTQの言葉の意味をおさらいしたいと思う。
＊レズビアン（Lesbian)
性自認が女性であり かつ性的指向が女性に向いている
セクシュアリティ（人間の性のあり方）
＊ゲイ（Gay)
性自認が男性であり かつ性的指向が男性に向いている
＊バイセクシャル（Bisexual）
性的指向が 男性女性の両方に向いている
＊トランスジェンダー（Transgender)
身体的性と性自認が異なる
＊クィア（Queer)
もともと「風変わりな」という意味があり 同性愛者
への侮辱語として使用されていたが 1990年以降
当事者たちがあえて 自身を表す言葉として使い始め
現在では セクシャルマイノリティ（性的少数者）を
包括する肯定的な言葉として使用されている
＊クエスチョニング（Questioning）
性自認と性的指向が 決まっていない
近年 多様性を重んじる流れに乗って LGBTQも理解され始め
日本でもプライドパレードが行われるようになったが まだまだ
耳なじみのない言葉がたくさんあり つまりは言葉では一括りに
できない性を抱えた人たちが多く存在しているということだ。
大谷選手の電撃結婚のニュースもおめでたかったが この2人の
発表はことの他うれしく 多くの人たちに希望を与えてくれる
出来事だったことは言うまでもない。
結婚報告の文面の最後に ドリアンがKIRA君に当てた一文が
ある。
KIRA.
Thank you for being with me.
We are still on the journey.
I want to grow old with you.
なんて 素敵なメッセージだろうか。