【15番 16番】
15番
4分の4拍子。4つずつ数えながら弾きます。
1小節目~4小節目 → a
5小節目~8小節目 → a’
9小節目~12小節目 → b
13小節目~16小節目 → a’
《メッゾ スタッカート》
4小節目の左手の1拍目、2拍目、3拍目の4分音符で書かれたソの音の下に黒い点が書いてあり、更にその下にスラーがかかっています。
黒い点は「スタッカート」で音を短くはねて弾くことを表します。
その下に書いてある「スラー」は音と音をなめらかにつなぐことを表します。
この二つが一緒に書いてある場合は「メッゾ スタッカート」といって、スタッカートほど短くはねないで弾くようにします。
使う言葉によって受け取り方が変わってくると思うのですが、「長めにはねる」とか「やさしくはねる」もしくはスラーの言葉を使って「なめらかにはねる」といった感じでしょうか。
決して鍵盤を押さえ込まず、腕や手首は楽にした状態で鍵盤をやさしくバウンドしてあげるような感じで弾くといいと思います。
また、ここの部分だけ音量が極端に目立たないように他の音とのバランスもよく聴くようにします。
《両手の練習》
4小節目の左手にでてくるメッゾ スタッカートは1拍目、2拍目、3拍目のみです。
これを4拍目も同じようにしてはねてしまわないように気をつけます。
4拍目の音は次に出てくる全音符に向けてスラーがかかっているのでなめらかにつないで5小節目に入るようにします。その時に、4拍目の音は全音符に向かうように、全音符の音よりも大きくならないようにするとバランスよく聞こえます。
8小節目の3拍目の2分音符は2拍の長さをよく聴いてから右手と左手を同時に息継ぎしてから9小節目に入るようにします。
9小節目から12小節目のbの部分は右手も左手も注意深く弾く必要があります。
左手は9小節目の全音符のソの音の4拍の長さをよく聴いてから10小節目でもう一度ソの音を弾きます。
このとき、右手にかかっているスラーが切れないようにします。
10小節目から11小節目に入るときはその逆です。
今度は右手が10小節目の全音符のレの音を4拍よく聴いて、一瞬鍵盤を上げてから11小節目のミの音を弾きます。
そのとき、左手にかかっているスラーが切れないようにします。
11小節目から12小節目に入るときも同じように気をつけます。
12小節目に入ったら右手は付点2分音符のミの音と4分音符のレの音はつながず、左手はスラーで弾きます。
このようにbの部分は「鍵盤を上げる」と「音と音をつなぐ」という違った動作が右手と左手に交互に出てきます。
右手と左手の違った動作は7番、8番、9番、10番に出てきましたがこれらはすべて「右手はつなぐ」「左手は鍵盤を上げてから弾く」でした。
15番のbは「上げる」動きと「つなぐ」動きが右手から左手、左手から右手と移るので初めは少し難しいかもしれませんが右手と左手の動きの違いをよく意識しながら何度も練習すると弾けるようになると思います。
ここで大切なことは右手と左手の動きのほかに、正しい音の長さ、腕や手首を楽にしてひくことができるテンポで練習することで、速く弾いてしまうことを優先させないことです。
それから、スラーでつながった音をスラーのまとまりごとによく聴きながら弾くことも大切なことだと思います。
16番
4分の2拍子。2つずつ数えながら弾きます。
縦線をまたいで2小節分を「1234」と数えてしまわないように気をつけます。
1小節目~4小節目 → a
5小節目~8小節目 → a’
9小節目~12小節目 → b
13小節目~16小節目 → a’
スラーのかかり方をよく見ながら、スラーが終わっているところと始まっているところは音と音をつないでしまわないように。
また、スラーが終わっているところの音は正しい音の長さをよく聴いてから息継ぎするようにします。
右手も左手も同じくらいの頻度で動きます。
ただ、11番のように右手も左手も同じリズムで同じ音型(音の進む方向)で動かないので、まずは片手ずつ右手と左手それぞれのリズムや音型の違いを意識しながら練習してから両手にするといいと思います。
両手で弾くときに右手と左手の動きを4つに分けることができます。
① 右手も左手も音が上がる。
➁ 右手も左手も音が下がる。
③ 右手は上がるが左手は下がる
④ 右手は下がるが左手は上がる。
この4つの組み合わせの動きをよく意識しながら弾くと右手と左手の動きがよく整理できると思います。
あとは手の動きに注意しながら右手のメロディーが2小節ずつのまとまりになって自然な流れになるように、左手の音は右手のメロディーにバランスよく聞こえるようにします。