第32回 日韓学生フォーラム

第32回 日韓学生フォーラム

日韓学生フォーラム(JKSF:Japan-Korea Student Forum)は、
1986年に発足し、来年創設30周年を迎える、
日韓の大学生による国際討論・交流プログラム(非政治・非営利・非宗教)です。
英語による直接対話を通して、より深い相互理解を目指しています。

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こんばんは!

更新が少しあいてしまいました...

今日はフィールドトリップ5についての記事です。


 8月23日、ソウルからバスで1時間ほどの京畿道にあるNAVER本社、The Green Factoryを訪問しました。
  一般にも公開されている図書館、NAVER Libralyをはじめとする社内を見学させていただき、とても貴重な経験をさせていただきました。

とても近代的という印象を受け、私もこのような環境で働きたいという思いを抱きました。

また、韓国側のメンバーとそれぞれの将来について話す機会にもなり、彼らの考えを聞く中で、キャリア選択の視野を広げることができたと思います。

 

(The Green Factory本社 エントランスにて)

 

福田知可

 

こんばんは!
今日はKN(Korean Night)についての記事です^^

8月21日、メインフォーラムも終わりに近づく日曜の夜は、KN(Korean Night)と称し、私たちはKJメンバーによる文化交流パフォーマンスを楽しみました。
ソウル市庁地下のホールの本格的な照明・音響設備の下、演じられるすべてのパフォーマンスに私たちへの愛を感じたKNだったなと振り返ります。

英語が上手なジウォンとフンジェの司会に始まり、まず個人が伝統楽器での韓国の歌の演奏やギター、ウクレレなどを用いた日本の歌謡曲の弾き語りを披露してくれました。


(司会の二人)

次にKPOPメドレーに入り、それまで知り得なかったKJの歌唱力やダンスに大盛り上がり。KJメンバーの幼い頃の写真を見て誰だか当てるというゲームもやってみてKJに親しみをますます感じたところで、日本語による語劇まで演じてくれました。最後は、毎年恒例のサムルノリの圧巻の演奏に拍手し、今年のKNは幕を閉じました。




(サムルノリ)

KJ側は毎週末ほとんどのメンバーが顔を合わせて練習するほどの意気込みでやってきているため、こちらが恥ずかしくなるほどの量と質でパフォーマンスを用意してきてくれます。
私たちを楽しませてくれようとするその一生懸命な姿に、感銘を覚えたJKメンバーも多いのではないのでしょうか。

大津麻里菜
こんばんは!
今日はフィールドトリップ4についての記事です。

8月21日はソウルにある戦争記念館を訪れました。
立派な施設で、先史時代から近代までの朝鮮の戦争に関する展示の他、戦争で亡くなった方を追悼する空間もありました。
ここでは5,6人のグループに分かれて、時折KJに解説してもらいながら館内を見て回りました。



見学して気付いた点がいくつかあります。
まず、当たり前のことかもしれませんが、日本から見る歴史と韓国から見る歴史は違うということです。
例えば、豊臣秀吉の朝鮮出兵の説明をしているコーナーに足を運んだ時、戦闘の様子を日時、場所から事細かに説明してありました。
日本では秀吉が朝鮮に出兵したという簡単な説明で済まされるケースも多いですが、文禄・慶長の役は日本が朝鮮を侵略しようとした初めての出来事であり、韓国にとっての朝鮮出兵に対する態度を実感しました。
次に日本との展示の仕方の違いです。
日本の戦争記念館は多くの場合、戦争の悲惨さや無残さを大きく取り上げ、二度と戦争を起こさないようにという趣旨が強いです。
その一方、今回訪れた韓国の歴史記念館はそのような趣向というよりは、今までの戦争の実情、例えば使われていた武器や戦闘の様子などをありありと伝えるような展示でした。
特に私が驚いたのは、朝鮮戦争でソウルを奪還する時の様子を4Dで体験する展示です。
まるでテーマパークのアトラクションを連想させるようなその展示は日本では絶対にありえない展示だと思いました。
そこで強く感じたのは、韓国が現在進行形で戦争中であるという事実です。
休戦中ではありますが、いつ戦争が勃発してもおかしくない社会背景がそこには介在していることを実感しました。



黒川紗代
こんにちは!
間が空いてしまったので少し久しぶりの投稿になります。
今日はFTTAについて話したいと思います。


FTTA(From Thoughts to Actions)は文字通り、考えを行動に移そう!という企画です。
メンバーは5つのグループに事前に別れ、計画を練り、一日という与えられた時間のなかでソウルにて計画を形にします。
条件が二つあり、
1.日韓に関係していること
2.今期メインフォーラムのスローガンである「Open the New HORIZON」に関係していること
つまり、非常に自由度の高い企画なのです!!

私のいたグループでは「韓国の日常生活における日本製品」をテーマに動きました。
今回のメインフォーラムが初韓国だという日本側メンバーが思ったより日本製品を見かけることが多いと感じたことがこのテーマを決めた大きな理由となりました。
場所は多くの大学が集まっている新村(シンチョン)一帯を回ることに。


(新村にて)

実際歩き回ってみると、ユニクロ、ダイソーや丼屋、さらにはゲームセンターやカラオケといった娯楽施設に至るまで街のいたるところに日本製品が紛れ込んでいました。


(丼屋にて)

現地の人たちがどこまで意識しているのかはわからないですが、確かに日本製品は韓国の日常生活に紛れ込んでいることを直接確認できた瞬間でした。
そして行動したらそのままにしないのが今期の良いところ!
与えられた時間が終わった後、梨花女子大学にすべてのグループが集まり、行った活動をシェアしました。
日韓の食べ物を食べ比べしたグループ、日本の代表的食べ物であるお好み焼き、韓国の代表的食べ物であるのり巻きを実際に作ったグループ、街に出て人々に日本のイメージを聞いたグループなどがあり、すべてのグループが限られた準備時間の中で個性を存分に生かし、有意義な活動ができたのではないかと思います。
日本のイメージの中にはネガティブなものもありました。
そして韓国の人々がどれほど日本製品を意識しているかは知るすべはありません。
しかし、「日本」は様々な形で韓国の人々の日常生活に溶け込んでおり、韓国にとって日本は思っているより大きな存在であることを直接見て感じることができた点でこのFTTA活動は非常に意味のある活動でした。
ちなみにこれを書いている私は次期33期の実行委員長を務めるわけですが、来年日本にてFTTAをしたらメンバーは一体どんな創造性を発揮してくれるでしょうか。
考えるだけでも楽しくなってきます。


金 恩昊
こんにちは!
今日はホームステイについてお話したいと思います。

二泊三日のホームステイは、観光では味わえない親密で大切な時間を私に与えてくれました。
韓国の友人のお宅にお邪魔し、姉妹のように接してくれる優しい友人や家族の一員として温かく迎えてくれる家族の方々と一時を過ごせて、短い時間ながらも言語や国籍の壁を越えた文化交流が体験できたと感じています。
友人は、わたしの行きたいところや食べたいものを常に気にかけ気遣ってくれ、頼りになるお姉さんのような存在で彼女には感謝してもしきれないくらいです。
韓国では血縁関係になくとも、年上の女性の先輩を“オンニ”と親しみを込めて呼びますが、私を受け入れてくれたジョンアオンニの優しさや気遣いによって私は自然に彼女のことをオンニと呼ぶようになりました。
オンニと一緒に食べたフェネンミョンやユッケは本当に美味しかったし、麺好きの私を考慮してオンニが勧めてくれた麺料理のスセビは私の大好物となりました。





彼女とつくったiPhoneケースは、彼女と過ごした時間を思い起こさせる思い出の品です。
なかなか機会の少ない韓国でのホームステイをJKSFメインフォーラムで体験させてもらい、本当に貴重な経験となりました。



安本仁美