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鬣を靡かせチュホンは駆ける
その背には主ではなく
その奥方であるウンスをのせて。
戦で行方知れずとなったヨンを
見つけ出すのがチュホンに
課せられた使命であった。
年老いたチュホン…戦には
無理があろうと判断し
余生を穏やかに過ごして
欲しいと隠居の大義名分を与え
悠々自適の余生を送る筈だった。

「チュホン!ごめんね~
無理させて・・・でもね。
でも、あの人を探すには
貴方の鼻が頼りなの
お願いできる??」

「ヒヒ~ン」

ウンスの問いに応えるかの様に
ヨンの愛馬チュホンは嘶く。
駆けて駆け続け屋敷を
出たのが、夕刻だった筈が
どれ程時が過ぎたのか気が付けば
朝日がのぼり始める。

「戦は終わったのかしら
静かよね、チュホン??」

「ヒヒッン・・?」

「あ、チュンソクさんだわ。
チュンソクさん~~!
私はここよ~~!!」

少し大きめなトクマンと
小さめなテマンと言う、でこぼこ
な二人を従えチュンソクは
ウンスの元へと駆け出していた。

「医仙様…わざわざのお運び
誠に申し訳ございませぬ。
此度の事なんとお詫びして
良いやら…某の部下でもあります
チョモが崖から落ちる寸前
大護軍がチョモの身を庇い
ご自身はまっ逆さまに、海に
落ちてしまいまして
夜通し探しておりますが未だに
見つかりませぬ。
海に流されてしまわれたかも
知れぬのですが・・・。
是非ともチュホンの鼻をお貸し
頂きたく、早馬を送りまして
ございます。
ですが医仙様自らお越し頂けるとは
思いもよらず申し訳ございませぬ」

「・・・そう・・・あの人らしいわ
仲間を庇ったんだ・・・。
でも!あの人はきっと大丈夫!
だって誰よりも強い男よ。
そうでしょう?私は信じてるわ
無事でいる。そう信じてい・・る」

膝から崩れ落ちるように
ウンスは気を失いその場に倒れ込んで
しまった・・・。


前半
・・・・・

後半が付きます😅
続きは午後22時です。

ご参加頂いた書き手の皆様です。

pandoria3様


ともち様
こちらこちら 


くぅ様
ありがとうございました。
コメント欄は閉じて
います。最後は開けますので
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