鈴蘭  26 | シンイ二次小説でんべのブログ

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「旦那さま…おら、詳しくは
知らないんだ・・・餓鬼の頃から
奴碑だったから」

「そうか、ならばよい
辛い思いをさせたな。
こちらで族譜を調べても構わぬか?」

「あ、はい…よろしくお願いします」

朝餉の支度をするお爺さんを
引き止めヨンは問いかける。
マンボのあらかた調べはついては
いるのだが、確信にせまることは
なかなか難しいようであった。

『婚儀が済み次第江華島に出向くと
しよう。ウンスと親御殿も誘い
旅をするのも悪くはない。
婚儀後の休暇を願いでるとしよう』

ヨンは胸のうちでそう思い
閨に戻り、まだ眠る愛しいウンスに
声を掛ける・・・だが、寝衣から
覗く白い陶器のような胸元に
瞳が釘付けとなる。

『俺がどれ程耐えておるかを
知らぬのであろうか・・・
まったく、困っちまう。
婚儀が済んだなら罰を与えねば』

「う~~んっ…ヨ、ヨン・・・
もう起きてたの・・・?
あ!朝餉の支度しなきゃ」

ヨンの困惑を知ってか知らずか
ウンスは寝ぼけ眼を見開き
飛び起きるが・・・。

「あれ?ユヌお爺さんがいた
のよね・・・」

「・・・」

「ど、どうしたの?
顔が赤いけど熱あるんじゃない」

幾分締まりのない顔で
頬を染めるヨンの眼の先を
ウンスが追うと・・・
自身のはだけた胸元が露になって
いることに気がついた。

「きゃっ!もぅ~スケベ!」

「す、す・・・べ?」

「朝から目が点になって・・・
エッチってことよ・・・」

ウンスは再び布団に潜り込み
頬を染めながらも
じろりとヨンを睨むのである。

『婚儀まであと少し・・・
覚悟きめなきゃ・・・でも
この年齢で初めてなんて
恥ずかしいかな・・・ねぇヨン?
私ね、恋愛はもちろんしたこと
あるわよ。でもね、なんだか
ピンっとこなくてそこまでには
至らなかったの…キスくらいなら
もちろん経験はあるんだけど・・・
堅物な女はキライですか?
貴方は経験豊富なの?
ちょっと妬けるんだけど…」

そんなことを思ううちに
ウンスの頬は熱があるように
見えるほど真っ赤に染まるのである。

「如何したのだ?
熱でもあるのではないか?」

「・・・」

「ウンス?」

「だ、大丈夫よ・・・たぶん…でも
ちょっとお願いがあるの
抱きしめてキスして欲しい・・・」

「きすとなそれは如何なもの
なのか?」

「・・・し、知らない…」

はて?どうしたものかと
ヨンは困惑気味ではあったが
頬を染めながらも
くるりと背をむける仕草に
「・・・!!望むままに」
そう呟くとウンスの身体を
反転させ、ぎゅっと抱きしめ
その唇にそっと口づけし
ちらりっと目線を向けると
ウンスの瞳が半開きに開き
もっと欲しいっと
告げてるように、憂いを含み
熱い眼差しが向けられていた。

健全なおのこなら
我慢などするわけもなく
ウンスを組み敷き
燃えるような熱い口づけを
交わし、それはそれは息継ぎするのも
忘れるほどであった。



・・・・・

皆様こんにちは。

一線は越えてませんよ(笑)
朝からいちゃいちゃバカップルの巻
でした…(笑)

緊急事態宣言が解除されましたが
如何なお過ごしですか?
第二波、第三波がくるであろうと
言われています。
皆様も油断することなく
マスク、手洗い、うがいを
忘れず日々をお過ごしくださいませ。


次回は婚儀前夜からです。

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