あなたを探して 49 | シンイ二次小説でんべのブログ

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屋敷は賑やかなものとなった。
恐縮しきりの使用人と眉を八の字に
下げるチュンソクとチェ尚宮
その中で対照的に陽気なエヨン。

「王様、王妃様お初にお目にかかり
ます…チェ尚宮が妹 エヨンに
ございます、此度甥のヨンと嫁
ウンスがご心配をお掛けし
誠に申し訳ありませぬ」

「おぉ~ ソンヨル内官の親御殿で
あるか?チェ尚宮とは姉妹と聴いて
おるが…よう似ておるのぅ~
眉の形など同じではないか」

「はぃ…ソンヨルがお側にて
お役にたっておりますものかと
案じておりますれば・・・
鉄原では私のそばで雑用をこなして
おったに過ぎませぬ故」

「案ずるでない…もうじきこちらに
飛んでくるであろうの…クックッ」

アンドチ内官やソンヨル内官の目を
盗んで王宮を抜け出したのか
王様は悪戯な笑みを浮かべる。

「あのぅ~王様・・・私の両親から
皆様にお土産があるんすが
風呂敷包みを開けてもいいですか?」

「なんと!天界の親御殿から余に
であるか?」

「ふふふ…はい もちろん
王妃様にもありますよ
貴方?お願い」

「妾にも土産を?」

「勿論です…王様や王妃様は
天界でも仲が良いのは誰もが
知っていますから…ふふふ」

そんな中大広間の隅に置かれた
重い風呂敷をヨンが運んでくる
そして荷を手解くと・・・。

「これとこれは王様と王妃様に」

実は…ウンスの実家から
ヨンの言う馬のいらない馬車である
車で走ること五分の所に
下着専門店があるのだ。
田舎である為都会のように洒落た
物は置いてはいないが
それなりに品数は揃っていた。
時間がたっぷりあればと悔やんだが
人数分をどうにか揃えることは
できたようである。

「これはなんと言う布であるか?」

「あの~ですね・・・ボクサーパンツ
って言いまして下着なんですよ
父が言うにはぴちっとしていて
動きやすいって…」

「ぼ、ぼ・・・?」

王様は小首を傾げウンスの言葉を
反復するがままならぬようである。
照れたのかウンスは頬を染め
うつむき加減でそっと王妃様に
土産を渡す。


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↓(さて?王妃様の土産は?)

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