テマンの反乱 9 | シンイ二次小説でんべのブログ

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『気になるのか?俺は…』

そんな筈はないと首を振るヨン。
なれどもう許嫁だったメヒの顔すら
思い出せぬのである。

突然立ち上がるとテマンを呼び
壁際まで追い詰める。

「テマン!まことお前は医仙殿を
好いておるのか!生涯お守りする
覚悟はできておるのか?
あやふやな心根ではこの方のお守りは
できぬぞ…」

「ち、近いです…隊長!それにおれは
でき・・・ません!!
おれの一番は隊長ですから!」

「はっ?できぬとならばなにゆえ
婚儀の許しを乞うなどと
口にしたのだ?」

「止めてちょうだい テマン君が
可哀想よ…それに人をなんだと
思ってるわけ…帰ればいいのよね
こんな煩い私なんか」

仲裁に入るウンスではあったが
悲しげな眼差しをヨンに向ける。

「・・・」

「すみません…おれ嘘ついてました
トルベにぃに言われたんです
隊長がいつも医仙様を目で追っている
し、典医寺で木の陰から医仙様を
じっと見ているとだから隊長は
医仙様を好いておるんだ・・・っと
だから、お、おれが囮になれば
きっと隊長は目を覚ますはずなんだ
プジャンやトクマンにぃでは
駄目なんだと言ってました…
お、おれ隊長に笑って欲しくて
・・・すみませんでした!」

テマンは腰が曲がるほど
頭を下げ二人に詫びるのである。
その声や仕草は物陰に潜むトルベにも
わかるほどである。

「あちゃ~・・・ばらすか?
テマンよ・・・」

そう呟くとトルベはそそくさと
その場をあとにしようとくるりと
向きを変えると、すっと
脚を掬われ地べたにドサッと
大の字になった。

「痛って!」

そう言ってトルベが目を開けると
・・・・「ひぇ~~」となんとも
情けない奇声を発っしたのであった。
そこには妙に笑みを浮かべた
ヨンの姿があったのである。



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↓(なんでヨンは笑みを浮かべて
いたのか?(〃´ー`人´ー`〃)(笑)


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