テマンの反乱 3 | シンイ二次小説でんべのブログ

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テマンの反乱3


市井へ繰り出した二人…
ウンスはあちらこちらと嬉しそうに
飛び回り少しもじっとしては
いなかったのだ。
ウンスの世で言うでーととは
異なり年の離れた姉に引きずり
回される弟 そんな光景であった。

「ねぇ~テマン君…これ食べてみたい
んだけど…大丈夫?」

「あ、はい饅頭ですね
好きなだけ買いますから
食べてください…」

饅頭屋の前で金子を取り出すテマン
ウンスが注文したのは
饅頭三個と竹筒に入ったお茶である。

「わぁ~い…ありがとテマン君
さ、どこかに腰掛け食べましょう」

「あ、はい…」

ちょうど手頃な石段を見つけ
テマンは風呂敷のような布を
懐から取り出すとさっさっと
埃を払う・・・。

『はんっ!テマンがあのような・・』

ヨンはそう腹の底で思い
誰かの差し金ではないかと
「ふっ」っと太い息をはくと
全神経を研ぎ澄ます。

「・・・!」

物陰に潜んでいたヨンが
その気を頼りに動き出す。
その形相はまさしく鬼
すれ違う民も避けて通るほどである。

「そうだ…テマン・・・医仙様の
世では、れでぃふぁすとだったかな
いや違うな・・・んっと・・・」

トルベは以前ウンスが口にした
ことのあるレディーファーストを
思い出そうと頭をひねっていたのだが
見つかってしまった・・・。

「プジャン?あれは
トルベの後ろ姿ですよ…なにしてんだ
あいつは…」

「トルベは休暇のはず・・・
隊長より常に言われている
事を忘れておるのではあるまいな
まったく」

市井見回りの途中…饅頭屋の小道
露店の塀にぴたりと身体を
張り付け一点を盗み見している
トルベの姿を捉えたのはトクマンで
あった。

「俺…行って来ますよ
ばしっと凝らしめてやりますから」

「あぁ~そうしてやれ・・・
ん?ちょっとまて・・・
このただならぬ気配…悪寒が走る」

チュンソクはぶるぶると身震いする
本来内功を持ち合わせていない
チュンソクでさえ感じる相手は
一人しかいない・・・恐る恐る
振り返ると。

「邪魔だ!退け!」


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今朝はこちらから。
仕事終わり、送迎バスの中では
どうしても寝てしまう
でんべです

IDと相手を変換ミスしてました~
すみません・・・。
ポチっとして下されば嬉しいです



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