あなたを探して 38 | シンイ二次小説でんべのブログ

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「元に脚を踏み入れる気は
毛頭ない…医仙とて同じこと
そなたが応える気がなくば
それでよい…医仙のこと故
自らその道を探り当てるに違いない」

「そうであるな大護軍
医仙殿はそう言う医員と余も
思うぞ…もうよいであろう大護軍?」

「はっ!」

「ふぅ~・・・沙汰を言い渡す
元の刺客ソン・ユ!斬首!。
刑の執行は即刻行うものとする
元と裏で繋がろうとする者
みな同じ道をたどることになろう
しかと覚えておくとよい!」

「はっ!迂達赤!この刺客を
刑部へ引き渡せ」

王様が刺客としてあつかった
ヨンもそれに倣ったのである。
自身の命より大事なウンスを拐かし
あの場で葬ってしまいたい程で
あったがそこはぐっと堪えたので
ある。
ソン・ユは腹を据えたように
黙ってそれに従い
あの折のように胸を張り
連行されて行った・・・。
刑の執行はすぐさま執り行われ
再び高麗は平安の日々を取り戻した
のであった。

それから三日ほど時が過ぎ
無事にトクマンが典医寺から
隊員する運びとなった。

「バシッボコッ」っと手荒な
歓迎を受け兵舎で踞るトクマン。

「痛いじゃないか…俺は病み上がり
なんだからな!少しは労ってくれよ」

「心配したんだぞ…医仙殿の話に
よるとびびりのトクマンがちくっと
針を刺された事による
しょっくとやらで意識が混濁した
そうてはないか…まったく
情けないやつだ」

呆れ顔で仲間にからかわれるトクマン

「医仙殿が銀杏中毒はよく耳に
していたそうだが…大量に食した
事による害であって
毒ではないそうだ」

「ふふふ…チュンソクさんの言う
通りよ…トクマン君は針なんて
刺されたことがないのよね?
だから身体が驚いたの
どこも痛くも痒くもないでしょう?
でも…トギすごいのよ
一発で見破ったんだから
感謝しなくちゃ」

兵舎にひっこり顔を出した
ウンスであったがすぐに
ヨンが私室から
飛びだしてくるのである。
人の気配に敏感なヨンであり
愛しいウンスならばそれは
尚更である。

「ウンス!何故兵舎へ?」

「あら…ヨン・・・医者として
様子見よ…事が事だけに
突然具合が悪くなる場合があるかも
知れないじゃない?」

「毒ではなかったのであろう?」

「そうね…」

「・・・まったく・・・
トクマン!今日は部屋へ戻り
身体を休めよ…だが明日からは
容赦せぬぞ」

ぎろりと睨まれ
トクマンは身震いする。
拳を口元に当て笑いを堪えるのに
必死の仲間に助けを求める
眼差しを向けても皆がそそくさと
兵舎をあとにするのであった。


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遅くなりました~( ´゚д゚`)アチャー

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