めぐり逢い永遠に(開院、出産)18 | シンイ二次小説でんべのブログ

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皆、いらっしゃい

ヨンとウンスは老齢になり
子供らも独立し、コン財閥の返済も済み
広すぎる家に、二人で住んでいた
今回で最後に成るだろうと
今日は元ウダルチを集めて
蝉の声がうるさい夜に
バーベーキュー開く事になった

また、次の世でもご一緒したいです

チュンソクがしみじみ呟きながら
肩を震わせていた

チュンソク・・
泣くやつがあるか!

ヨンの激がとぶ
チュンソクの方が僅かに歳上だが
ウダルチの上下関係は
崩れていないようだ

どうする…また高麗時代みたいな
戦ばかりの世に生まれ落ちたら

トクマンがチュソクに話し掛けていた

いつの世でも
精一杯生きるしかないだろう

チュソクが
トクマンに呟く言葉に皆が頷く

おかしいだろう
何もないんだからな、考えてみろ
テレビも携帯も車もないんだ
耐えられるか?
俺は絶対現代がいい!

トクマンは胸を張り答える

あら…そうかしら
私は女戦士として生まれたいな・・
いつもヨンばかりを頼らずに
一人で敵を倒せたら
ヨンも安心するじゃないかしら

ウンス!
俺はもう要らないと言ってるのか

ヨンがウンスの言葉に驚き
椅子からウンスを立たせ詰め寄る

ち、違うわ・・
いつも護って貰って
悪いなって思って・・・
もしもよ、また戦がある時代に
めぐり逢うなら一緒に
戦う強い女になってみたいなって事

それは無理な願いだな・・クックッ

ウンスの言葉に
ヨンは胸を撫で下ろし笑い声がもれた

どうして・・
運動神経がないから
鍛えても無理だと言っているの・・
ひどい…ヨン

ウンスは頬を膨らませ
まるで幼子の様に怒っていた

プッ・・
変わらない院長…
いつまでも可愛らしい・・

トクマンが
ウンスの姿をヨンの背後から
覗き見し独り言のように呟いていたが
それをヨンが聞き逃す筈もなく・・

トクマン!!

そう叫ぶと振り向く
ヨンの眉間には皺が深く刻まれていた
老齢になっても、背筋も伸び
迫りくる威厳に然程変わりはなかった

じ、冗談ですよ・・

そう叫びながら
トクマンはウンスの背に隠れた

触れてみろ…ウンスに
指先でも触れてみろ・・・

まあまあ…兄貴・・・

と、テマンが仲裁にたちヨンの前に
飛び込んできた

それを一番近くで見ていた
チャンとトギも呆れている

その歳まで院長一筋とは・・・
流石はチェ・ヨン
いつの時代も
仲が宜しいことで…クックッ

当たり前だ…ウンス以外女性と
思って観たことがない…

ウォルが驚いていると
トギが指を忙しく動かし
ウォルに説明していた
チャン先生が通訳していた…

ん?ウォル、あの時代から
この男はウンス一筋だ
女性と認めて貰おうと努力しても無駄だ

ウォルさん・・
トギがそう言ってますよ…クックッ

チャン先生の通訳に
チュンソク、チュソク、トクマン
トルベ、チョモ、テマンが
大袈裟に頭を上下に振り頷いていた

なんだ・・お前たち・・・

と、ヨンは一斉に睨みつけると
皆からは笑みが零れ
楽しいバーベーキューになり
良い思い出となったのであった




























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