めぐり逢い永遠に(開院、出産)15 | シンイ二次小説でんべのブログ

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ふぎゃ~ふぎゃ~

無論、チェ・ファジュと名付け
生まれて三ヶ月が過ぎ
ウンスは順調に回復していた
今日は休診日
携帯が鳴ることもなく
ヨンも久々に長閑な昼下がりを
自宅で過ごしていた

どうした・・ファジュ、おしめか…

目元を緩め
ファジュ専用の小さい布団に寝かせ
手際良くオシメを替えて
申し分のない
イクメンぶりをはっきしていた

ヨン・・ごめんね
今、手が離せなくて・・・

ウンスはキッチンから呟いていた

いいんだ、普段はウンス一人で
やってくれているんだから
俺がいる時は俺がやってやりたい

ありがとう・・ふふふ


叔母とテマンが外出先から帰宅した

ファジュや…機嫌よ~待っていたか
ほれ…オモチャを買っていたからな・・

箱からオモチャを取りだし
ファジュに握らせた

ふぎゃゃ・・ふぎゃゃ・・

いつもの泣き声と
違う泣き声の様子に
ヨンはファジュを抱き上げ叔母を睨む

何を買って来たんだ

叔母が手に持つオモチャは
木製の積み木を握っている

近頃のオモチャは
プラスチックばかりで味気がないと
前から思っていてな、テマンが
ネットで見つけてくれて
買いに行って来たんだ


もう十分過ぎるくらいに
オモチャは有るだろう
少しは自分の物を買ってくれ

ヨンはありがたい気持ちは十分有るが
オモチャをばかりを買い
化粧品も買わない叔母を気に掛けていた

リビングには十分過ぎるくらいに
オモチャが置いてあった
ガラガラから始まりまだ使えない
着せ替え人形まで綺麗に仕分けされてはいるが山のように積んであった



院長、副院長失礼しま~す

ヨンがファジュを抱きながら
玄関に出ると

そうか…今日だったか・・・

トクマンが白い歯を見せ
笑顔で立っていた

お待たせしました・・・このトクマン
入寮を済ませ、ご挨拶に寄らせて
貰いました

自分の胸を叩き胸を張り
挨拶をしていた

誰も待ってなどいない
さっさと帰って明日の準備をしろ

そんな~~

トクマンはガックリ肩を落とし
お土産の袋を見つめる
戻ってこないヨンを気に掛け
ウンスが玄関まで出て来た

あら・・トクマン先生
久しぶり・・
研修済んだの?

はい…無事に済みましたが
あれやこれやとしている間に暑い季節に
なってしまって・・・
明日よりご一緒に働かせて頂きます

そうなの…ヨンが教えてくれないから
全然知らなかったわ

今は病院の事は考えず
身体を元に戻す事に
専念して欲しいから・・・

ヨンはファジュを抱きながら
照れくさそうに頭を描いた

そうだったんだ…ありがとうヨン

ウンスは隣にならぶヨンを
微笑みながら見上げた

上がって頂戴…トクマン先生

はい!

トクマンは元気に返事を返したが
その大声にファジュが驚き泣き出すと
ヨンがぎろりと横目で
トクマンを睨みつけ

静かに・・・

は…い

そう呟くとでかい
身体を折り曲げ小さくなり
ヨンの後ろをリビングに向け
静かについて行ったのだった










































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